
JR東海は2025年6月18日、プレスリリースにて2027年度に非電化区間特急列車用車両HC85系を6両増投入すると公表した。またJR西日本では2024年6月5日から山陰本線・舞鶴線用113系の復刻塗装を行っている。今回かこれらから2028年までに実施のJR西日本和歌山支社・福知山支社ダイヤ改正について予測していく。
特急「くろしお」白浜で系統分割でHC85系特急に代替と283系廃止か!2028年以降JR西日本和歌山支社ダイヤ改正予測はこちら!
1. HC85系6両増投入で紀勢本線電車特急が白浜~新宮間から撤退へ!!
今回の2028年3月JR西日本和歌山支社ダイヤ改正では、紀勢本線特急「くろしお」が白浜で系統分割、白浜~新宮間をJR東海HC85系気動車による特急列車に置き換わる見込みがある。
これにより特急「くろしお」用6両編成の運転区間が白浜までに短縮、2運用浮くことから283系電車(「オーシャンアロー」型車両)を引退することができるほか、JR西日本としても紀勢本線白浜~新宮間の特急列車をワンマン化できるため乗務員を削減し合理化できる。
ただし2025年現在紀勢本線白浜~新宮間の普通列車は全列車227系2両編成の電車である。このため特急列車がせっかく気動車化しても架線が撤去できない。
このため架線を撤去するべく紀伊田辺~新宮間の普通列車を電車から気動車に置き換えるのではないだろうか。
2. 紀勢本線紀伊田辺~新宮間普通列車を227系電車からDEC700系電気式気動車に置き換えか!
ではどのように
紀勢本線用には227系の代替としてDEC700系のような電気式気動車を導入すればよいのではないか。白浜~新宮間の普通列車なんて平日昼以降と土休日終日は1両編成でも運びきれる、また気動車と言えども電気気動車のため電車の運転免許で運転でき、電車しか運用がない和歌山支社管内でも問題なく人員繰りができる。
また車両発注を城端線・氷見線用新型電気気動車2両編成17本と同時に発注してしまえば型が同じなので安く済ませることも可能だ。
このことから紀勢本線紀伊田辺~新宮間普通列車を227系電車からDEC700系のような電気式気動車に置き換え、白浜~新宮間で非電化化を図るのではないだろうか。
3. 227系を福知山に転属で113系引退か!
では紀勢本線にDEC700形のような電気式気動車を投入するとして置き換え対象の227系電車はどうするのだろうか。
そもそも227系はJR西日本の普通電車で最新車両で、置き換え程度で廃車にするはずがない。このためどこかに転属すると考えるべきだろう。
紀伊田辺~新宮間では227系普通電車が7運用ある。予備車含め2両編成8本を浮かせることができる。
一方で福知山には山陰本線や舞鶴線を走る老朽化した113系2両編成5本がある。これを紀勢本線用227系2両編成を転属させることで置き換えるのではないか。
ただそうなると223系2両編成2本~3本程度も余剰になるが、ほとんどの223系2両編成が併結運用というわけでもないので大半は227系に置き換わっても問題ないし、余剰分は混雑が激しく地元の京都市からも増結要望が出ている嵯峨野線の4両から6両への増結用として車両増備すればよい。
4. 結び
今回の2028年3月JR西日本和歌山支社ダイヤ改正では、紀勢本線紀伊田辺~新宮間の普通列車を227系電車からDEC700形気動車に置き換え架線撤去、227系を福知山線に転属することで113系を引退させる可能性がある。
今後JR西日本和歌山支社でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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関連情報:新幹線車両(N700S)および在来線特急車両(HC85系)の追加投入について – JR東海
関連情報:「リバイバル列車」の運転について – JR西日本


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