大型連休に宮島アクセスの快速シティライナー増発へ! JR西日本広島支社・岡山支社山陽本線臨時列車運転(2023年5月)

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大型連休に快速シティライナー増発で宮島アクセス向上へ! JR西日本広島支社・岡山支社山陽本線臨時列車運転(2023年5月)

JR西日本中国統括本部は2023年4月19日、プレスリリースにて5月に山陽本線で臨時列車を増発すると公表した( ゴールデンウィーク期間中の臨時列車運転のお知らせ )。今回はこのうち播但線について見ていく。

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1. 宮島輸送向けに快速シティライナー増発へ!

今回の2023年5月JR西日本広島支社臨時列車運転では、5月3日~7日の5連休に山陽本線快速シティライナーを増発する。

快速シティライナーは2016年3月26日ダイヤ改正から断続的に運転したり休止したり安定しないが、今のところ昼間の運転は行っていない。この理由の1つが広島駅での山陽新幹線「のぞみ」との連絡が悪いことにある。

が、5月3日~5月7日の5連休は山陽新幹線も多くの需要が見込めるため、「のぞみ」を最大毎時7本運転する。というか前回の2023年3月18日山陽新幹線ダイヤ改正より山陽新幹線で最大毎時7本の「のぞみ」を運転できるようになった。これにより山陽新幹線「のぞみ」は大型連休は平均10分間隔以内でやってくるので、広島駅の新幹線接続を考慮しなくてもいいほど続々やってきてくれるようになった。

このため今回の2023年5月山陽本線臨時列車運転ではとにかく宮島輸送の乗客をさばくために普通列車の増結のみならず快速シティライナーを広島~岩国間で4.5往復運転することとしたのである。




今回運転する山陽本線快速シティライナーは、広島発10時42分発、11時12分発、11時42分発、15時42分発、16時42分発の5本となっている。また臨時快速シティライナー広島行きの宮島口発時刻は宮島口15時30分発、16時29分発、17時29分発、18時00分発の4本となっている。

なお山陽本線大野浦~岩国間は2021年3月13日JR西日本広島支社ダイヤ改正以降昼間は30分間隔毎時2本のみとなったが、今回の5月3日~7日の臨時列車運転では大野浦~岩国間各駅停車の快速シティライナーを臨時増発することとなったため、昼間も毎時3本~毎時4本程度運行する時間帯が生まれている。

これらの快速シティライナーは広島~岩国間を43分程度で結んでいるが、観光客でにぎわう世界遺産の宮島輸送以外にも羽田空港~岩国錦帯橋空港間の航空機に対抗している側面もあるのではないか。

なおプレスリリースの種別欄がなぜか斜字なのは、きっと種別欄を極力再現したいからなのだろう。




2. 岡山県内輸送向けに山陽本線で増発へ!

今回の2023年5月JR西日本岡山支社臨時列車運転では、5月3日~7日の5連休に山陽本線で普通列車を増発する。

昼間には岡山10時55分発糸崎行き、福山12時36分発糸崎行き、その折り返しの糸崎11時20分発福山行き、糸崎14時33分発岡山行きの2往復を増発する。

これにより福山~糸崎間では最大1時間開いている運転間隔が埋まる。

また夕方には岡山16時34分発金光行き、金光17時35分発岡山行きの1往復を増発する。

なおJR西日本岡山支社ではこのほかにも4月22日に福山20時25分発快速岡山行き、4月23日には福山19時51分発普通岡山行きを増発する。このうち福山発快速岡山行きは2022年3月12日JR西日本岡山支社ダイヤ改正で廃止した快速サンライナーを彷彿させる列車となっている。

JR西日本管内ではこの3年で大幅に減便を図ったが、旅客が多く見込まれる時期に臨時列車を設定し低コストで対応することで節電と労働環境の改善を図っているのだろう。


3. 結び

今回の2023年5月JR西日本中国統括本部臨時列車運転では、広島県内・岡山県内それぞれで山陽本線で増発を図ることとなった。

近年臨時列車の運転を多く行うJR西日本で今後どのような増発を行うのか、見守ってゆきたい。

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