悲願の再開通で直通運転開始へ! 水仁線全線開業に伴う韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2020年9月12日)

悲願の再開通で直通運転開始へ! 水仁線全線開業に伴う韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2020年9月12日)

韓国鉄道KORAILは2020年9月5日、プレスリリースにて9月12日に首都圏電鉄水仁線を全線で開業しダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 水仁線全線で運転再開へ!

今回の2020年9月12日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、水仁線が全線開業した。

これまで首都圏電鉄水仁線は烏耳島~仁川間のみの部分開業だったが、今回のダイヤ改正より水原~烏耳島間を延伸し全線開業し、水原駅盆唐線地下ホームに乗り入れ盆唐線と直通運転し水仁盆唐線として運転することとなった。なお漢大前~烏耳島間は安山線(首都圏電鉄4号線)と線路を供用しており、これまで4号線の水色の10両編成のみが乗り入れていたところ今回のダイヤ改正より水仁盆唐線の黄色の6両編成も同じホームを発着することとなった。

これまで水仁線は部分開業だったこともあり首都圏電鉄4号線の延長感じが強かったが、水原まで復活したら1995年12月末まで走っていた水仁線ピドゥルギ号の復活ではないか、いや運賃を考えればトンイル号(現在の通勤列車CDC)の方が近いか(もっとも四日市あすなろう鉄道並みの特殊狭軌だった水仁線にトンイル号は走ったことはないのだが)。

ただ仁川発着の全ての水仁線が水原まで乗り入れると思いきや、なんと半数がこれまでと同様烏耳島で折り返してしまうのである。これにより今回開業した区間は概ね30分間隔でしか電車が来ないのだ。このご時世だから新線開業してもどうせ乗ってくれないが、既存区間での減便ははばかられるので新規開業部分だけ大きく運転本数を減らして設定したのかもしれないが、わざわざ折り返してまで設定本数を減らす必要はあったのだろうか。というかだったら6両編成30分間隔ではなく西海線のように4両編成20分間隔でやってほしいものである。

ちなみに盆唐線では水原折返しの全列車が隣の古索までは運転することとなり、半分程度が仁川まで乗り入れることとなった。でも水原折返しを古索折返しに振り替えられたということはすでに盆唐線水原開業時点で水仁線水原~古索間は設備はできていたということになる。香港MTR東鉄線のようにとりあえず1駅だけ延伸して西鉄線が全面開業したら編入しても良かったのではないだろうか。

なお水仁線の急行列車の運転区間はこれまでと同様烏耳島~仁川間のみとなっているほか、盆唐線の急行も古索までしか乗り入れない。つまり盆唐線と水仁線の急行はお互い同じ区間を走ることはない。

今回の開業で水原~漢大前間は27.2kmから18.9kmに9.3km短縮した。

なお安山市の中心地である中央~水原間の運賃はT-money利用1,650ウォンから1,550ウォンに、仁川~水原間の運賃はT-money利用2,150ウォンのまま据え置きすることとなった。ちなみに特殊狭軌のピドゥルギ号時代の運賃は初乗り170ウォン、松島~水原間で400ウォンだったとか。

水原~仁川間は1号線経由と比べて5.2km短くなったが、各駅停車しか運行がないため1時間10分かかる。このため京釜線急行と京仁線特急・急行を九老で乗り継ぐと所要時間がほぼ互角で、水仁線の運転本数があまりにも少ないことから先着になることもしばしばある。

水原停車の高速列車KTXは釜山発着のKTX京釜線しかないし、2020年現在ソウル~大田間を水原停車のためだけにのこのこ在来線を走っている。芝制の南側に水西平沢高速線との連絡線を2025年までに造って水原~大田間で高速化しようという動きはあるのだが、その前に天安牙山のように京釜高速線と水仁線の交点にKTXの駅を設けて停車させてしまえば、KTX湖南線なども停車できるし停車本数も大幅に増やせるというのに。

ちなみにその水原新駅を造っても、水仁線では仁川市街に出るまでに1時間かかる。1号線京仁特急が龍山~仁川間を40分、急行でも47分で行けることを考えると、やはり所要時間は劣りそうだ。ただ京仁急行がソウル駅に乗り入れずKTX京釜線へ直接乗り換えができないことを考えると、仁川市街地発着のKTXがほしいという気持ちは分かる。ただそんなことをするくらいならKTX湖南線が龍山発着なのを見習いKTX京釜線も多くを龍山停車にした方が早い気はするが。




2. 首都圏電鉄4号線で急行停車駅変更へ!

今回の2020年9月12日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、水仁線と線路を共有する首都圏電鉄4号線のほか首都圏電鉄3号線でダイヤ改正を行った。

首都圏電鉄4号線では漢大前~烏耳島間で水仁線と線路を供用することになったものの減便しなかったため、水仁線の増発分(昼間は毎時2本)がそのまま増発することとなった。ただこれである程度利用チャンスが増えたため、今回のダイヤ改正より平日朝夕のみ運転の急行が新吉温泉(なお2021年2月1日に陵道に改称)を通過とし、代わりに西海線と乗り換えられる草芝への停車を開始することとした。

このほか首都圏電鉄3号線で平日に減便を図ることとなった。


3. 結び

今回の2020年9月12日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、水仁線の全線開業に伴い利便性が向上することとなった。

今後韓国鉄道KORAILでどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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