東海道線4両に減車多数でホームライナーや新幹線こだま誘導へ! JR東海静岡支社ダイヤ改正(2026年3月14日)

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東海道線4両に減車多数でホームライナーや新幹線こだま誘導へ! JR東海静岡支社ダイヤ改正(2026年3月14日)

JR東海は2025年12月12日、プレスリリースにて2026年3月14日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこのうち静岡県内在来線各線について見ていく。

2026年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 東海道線で大減車でホームライナーや新幹線こだま誘導へ!

今回の2026年3月14日JR東海ダイヤ改正では、東海道線で大幅に減車を図る。

今回の運用変更で315系4両編成は全て単独運転となり313系と連結して6両運転をしないこととなった。これにより6両を組めるのは313系3両編成2本連結くらいとなり、東海道線熱海〜静岡〜浜松間で6両運転列車を4両に順次減車することとした。




これにより朝夕を中心に6両から4両に減車する。平日夕ラッシュ時は毎時5本中6両運転は1本程度でそのほかのほとんどが4両運転に減車するありしまである。おかげさまで昼間4両編成毎時6本よりも平日夕ラッシュ時の方が輸送力が同じか落ちることとなってしまった。当然車内は混雑している。土休日朝夕であれば4両編成毎時5本でもまあ運べるが、平日夕ラッシュ時は無理がある。

まあ今後ワンマン化するのであれば4両統一してしまうのはアリだが、だとしても昼夕輸送力比からしても清水〜静岡〜島田間は平日夕ラッシュ時毎時7本必要だと思うが。そもそも平日夕ラッシュ時が毎時5本と昼間の毎時6本より少ないのは昼間は3両編成なのに対し平日夕ラッシュ時は5両や6両で運転すること前提に組んでいるんだ、平日夕ラッシュ時も4両とはあまりにも足りなすぎではないか。JR西日本山陽本線も115系から227系への置き換えによる減車で輸送力が足りなくなり、平日夕ラッシュ時の広島から五日市方面は毎時6本から毎時8本に増発している。JR東海東海道線も平日夕ラッシュ時に減車するなら増発すべきだろう。




だがJR東海東海道線には平日朝夕に着席保証列車「ホームライナー」を着席保証料金たったの330円で利用できるほか、終日毎時2本運転のある東海道新幹線「こだま」号は三島〜静岡間や静岡〜浜松間をたった25分程度で結ぶのに自由席は新幹線特急料金たったの990円で利用できるのである。しかも両方とも車内は空いていてガラガラなのだ。東海道新幹線はゴールデンウィーク・お盆・年末年始などの「のぞみ」全車指定席期間では「のぞみ」全便満席、「ひかり」自由席は通路まで鮨詰めにもかかわらず全駅停車の「こだま」は座れる、それくらいガラガラなのだ。

しかもJR東海は前身の国鉄時代の1986年9月1日運賃改定以降40年もの間静岡県内で運賃本体価格の値上げを一度もしたことはない。こんなに物価が上がって日本全国で20%は運賃が値上がりしている中でだ。このためJR東海は増収策として東海道線普通列車を平日朝夕を中心に減車することでガラガラで空いている着席保証列車「ホームライナー」や東海道新幹線「こだま」誘導を図っているのではないだろうか。

なおJR東海では完全ICカード化により新幹線と在来線の運賃を完全別打ち切りにしようとしているが、定期券は新幹線を含む区間が2駅以上あれば従来通りSF残高から自由席特急料金を差し引いて利用できるようにするようなので、通勤時間帯の東海道線在来線減車による東海道新幹線「こだま」誘導に問題はないようだ。




2. 御殿場線で5両運転廃止315系4両編成投入へ!

また今回の2026年3月14日JR東海ダイヤ改正では、御殿場線に315系4両編成を大量投入した。

御殿場線では3両+2両の最長5両運転を2往復で実施していたが、利用が徐々に減っていることと315系4両固定編成では中間運転台がなくなることで減車しても客室の減少が抑えられるため5両運転を315系4両運転に置き換えることとなった。

このほか3両運転や4両運転列車も315系4両編成に置き換え3両運転は4両に増車している。一方で2両運転はすでにワンマン運転を行なっていることから今回のダイヤ改正後も引き続き2両ワンマン運転となっている。

2027年3月の御殿場線全列車315系4両編成運転化および車側カメラを搭載した車載ホームモニタシステム式都市型ワンマン運転化のための布石だろう。

なお身延線も2027年3月に富士~西富士宮間で4両ワンマン運転を開始するとしているが、4両運転2往復が315系固定運用になっただけで昼間の2両ワンマン運転には変わりがない。




3. 東海道線浜松〜豊橋間は3両廃止4両編成以上に

また今回の2026年3月14日JR東海ダイヤ改正では、東海道線浜松〜豊橋間を原則3両運転から315系4両運転とする。

東海道線浜松〜豊橋間は一部が名古屋へ直通する特別快速や新快速で6両や8両運転を行っているものの、原則3両編成の昼間は毎時3本での運転となっている。が、2024年3月16日ダイヤ改正で昼間の1時間20分に1本、つまり4本に1本が3両から4両に増車、前回2025年3月15日ダイヤ改正で40分に1本、つまり2本に1本が4両運転となっている。そして今回の2026年3月14日ダイヤ改正で東海道線浜松〜豊橋間で3両運転を廃止し全便4両以上での運転となるほか、4両運転列車は全て315系での運転となる。

東海道線浜松〜豊橋間では2028年3月に315系4両編成による車側カメラを搭載した車載ホームモニタシステム式都市型ワンマン運転を実施するためそのための布石だろう。

ただ同じく2028年3月には東海道線豊橋〜大垣間でも4両ワンマン運転を行うとしている。4両編成なので全駅停車の普通列車を対象とする見込みだが、豊橋〜岡崎間では東海道線のうち全駅停車の普通電車は昼間毎時2本しか運転がない。これと合わせるために浜松〜豊橋間も昼間3両編成毎時3本の毎時9両から4両編成毎時2本の毎時8両に再編し減便、東海道線普通電車として岐阜まで直通化してもおかしくないのではないだろうか。


4. 結び

今回の2026年3月14日JR東海ダイヤ改正では、2027年以降の315系4両ワンマン運転開始に向け御殿場線で5両運転を取りやめ原則315系4両編成としたほか、東海道線浜松〜豊橋間でも3両運転を取りやめ全列車最低4両運転とした。

一方で東海道線熱海〜浜松間では朝夕を中心に減車を行い、平日夕ラッシュ時と昼間の輸送力がほぼ同じか平日夕ラッシュ時の方がやや少なくなるくらいにまで減便し、着席保証列車「ホームライナー」や東海道新幹線「こだま」誘導を図ることで増収を図ろうとしている。

今後も315系によるワンマン運転が拡大する中、JR東海でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

2026年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

関連情報:2026年3月ダイヤ改正について – JR東海

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