複線電化と車両増備で増発と増解結復活なるか! 韓国鉄道KORAIL東海線新線付け替えに伴うダイヤ改正予測(2021年9月~12月頃予定)

複線電化と車両増備でセマウル号の増解結復活なるか! 韓国鉄道KORAIL東海線新線付け替えに伴うダイヤ改正予測(2021年9月~12月頃予定)

韓国鉄道KORAILは2021年2月8日、報道にて2021年9月に広域電鉄東海線を延伸するとともに、KTX-イウム運転開始に伴うダイヤ改正を行うと公表した( 9월 개통 사실상 확정..KTX-이음 3개 역 정차 )。今回はこれについて見ていく。

1. 新線付け替えで複線電化と高速化へ!

韓国鉄道KORAILでは2021年12月までを目途に東海線などで新線付け替えを行い、複線電化を図る。

今回は東海線日光~太和江~慶州間及び中央線永川~慶州間を新線に付け替え、複線電化を行う。このうち慶州はKTX京釜線新慶州に移設するため、高速列車KTXと在来線列車の乗り継ぎが便利になる。

では今回の新線付け替えによる最高速度引き上げでどのようにダイヤ改正を行うのか、見ていこう。

2. 広域電鉄東海線延伸へ!

今回の2021年9月以降実施予定の韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、東海線の複線電化区間拡大に伴い通勤電車である広域電鉄営業区間を拡大する。

東海線では既に釜山市中心部の釜田~日光間の28.0kmで複線電化をしており、この区間で2016年12月30日より通勤電車の広域電鉄を4両編成で運転している。

韓国鉄道KORAILでは先述したように2021年12月の完成に向け東海線の新線付け替えと複線電化を行っているが、比較的利用の見込める釜田~日光~太和江間では既に複線電化が完了していることから、2021年9月~10月頃に通勤電車である広域電鉄を運転する見込みだ。

この広域電鉄区間延伸に伴い38100系4両編成を7本追加投入している。

ただ現状10本投入して6運用しか使っていないことを考えると、今回の7本投入でも平日朝は運転区間の延長こそは当然するだろが増発できるとは思えない。

また広域電鉄東海線の運転区間はほかの中長距離列車も引き続き運転を継続する予定なので、安い広域電鉄は各駅停車のみの運転だろう。

もっともこの東海線広域電鉄区間延伸により釜山〜蔚山間の市外バス(約30分間隔)と競合することになる。そこから需要も奪えそうではあるが、各駅停車しかなく所要時間も60分程度かかりバスより時間がかかることを考えると、あまり需要が奪えるとは思えない。

おそらく平日朝ラッシュ時は約15分間隔、昼間は約30分間隔、平日夕ラッシュ時は約20分間隔のまま変えないのではないだろうか。つまり終日に渡り日光発着列車を太和江発着に延ばすのが原則で、朝に日光始発の区間運転列車を設定する可能性があるくらいではないだろうか。




3. 新型車両KTX-イウム、東海線に投入へ!

今回の2021年9月以降実施予定の韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、2021年12月までに実施予定の東海線太和江~新慶州間の新線付け替え及び複線電化に伴い、大規模なダイヤ改正を行う見込みだ。

この電化と新線付け替えにより電車特急ITX-セマウルや準高速列車KTX-イウムの乗り入れが可能となる。

なお報道では広域電鉄東海線の開業と同じ2021年9月の運転開始を計画中としているが、新慶州までの新線付け替えが成されなければKTX-イウムへの置き換えはないだろう。

ただ今回運転するKTX-イウムは本当に準高速列車なのかと思うところがある。停車駅は釜田を出ると、センタム、新海雲台、機張、南倉、太和江、蔚山松亭(仮称)、新慶州、浦項と準高速列車としては停車駅が多すぎるのである。もっとも全駅に全停車するわけではないとは思うが、現状特急格電車ITX-セマウルが停車しないセンタムにKTXを停車させるのはいかがなものか。

電化したから車両を置き換えるのはまだわかるが、準高速列車KTX-イウムではなく絶賛250両製造中の特急格電車ITX-セマウルで置き換えるべきだとは思うが。ただ今回KTX-イウムによる置き換えにしたのは、2022年頃までに開業するはずの中央線義城~永川間新線付け替えと複線電化及び東海線浦項~三陟間の新規開業によりKTX-イウムを釜田から中央線方面や東海線方面に多数設定するための布石とするためではないだろうか。

なお東海線浦項~東海間電化開業後には釜田~新慶州~江陵間に6往復、東大邱~江陵間に5往復のKTX-イウムを運転する見込みだ。




4. ITX-セマウルの大邱線方面設定へ!

今回の2021年9月以降実施予定の韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、2021年12月までに実施予定の大邱線・中央線の東大邱~永川~新慶州間の新線付け替えと複線電化に伴い、大規模なダイヤ改正を実施する見込みだ。

2010年4月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正まではソウル~東大邱~慶州~蔚山(現在の太和江)~釜田間に、2015年4月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正まではソウル~東大邱~慶州~浦項間にそれぞれ特急格列車セマウル号を気動車で運転していた。もっとも電化区間では2014年5月12日より特急格電車ITX-セマウルに置き換えたのだが、大邱線・東海線は非電化であったため置き換え対象にはならずそのまま廃止した。以後、急行格列車ムグンファ号を含めても京釜線と大邱線を直通する列車はない。もっとも京釜高速線には新慶州や蔚山が設けられたのでソウルや大田への高速アクセスは保たれているし、浦項もKTX東海線が乗り入れているので代替手段はあるのだが。

なおITX-セマウルは現在250両を順次製造中である。これまでITX-セマウルは6両固定編成しかなかったが、今回の新規製造分には6両固定編成のほか4両固定編成も投入する見込みだ。これにより4両+4両の8両増解結運転が可能となり、かつてのセマウル号のように慶州で分割併合をして浦項発着と蔚山(現在の太和江)・釜田発着の2本をつなげて運転するかもしれない。

そうなると東大邱~太和江間は特急格電車ITX-セマウルの運転で十分になってしまう。そうなると釜田に乗り入れられなくなったムグンファ号の立場がさらになくなってしまう。

ただ1つ謎なのは、中央線の新線付け替えは未だ行っていないため、釜田発着の中央線ムグンファ号3往復をどうするのかということ。まあ機回しのある太和江止めに短縮することはできるけれども、首都圏電鉄1号線開業後も京釜線ムグンファ号は引き続き運転していることを考えると、完全な廃止は考えにくそうだ。

このほか京釜高速線に西大邱を開業するようだが、地下鉄の接続はないほか並走する在来線の京釜線には設置しないらしい(少なくともムグンファ号など一般列車は)。もし西大邱にムグンファ号が停車するのであれば大邱線や慶全線の東大邱始発終着の一般列車を西大邱始発終着に延ばして大邱から乗降できるようになったかもしれないが。


5. 結び

今回の2021年9月以降実施予定の韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、東海線や大邱線を中心に複線電化を図ることから、大規模なダイヤ改正を実施する見込みだ。

今後2023年頃まで中央線・東海線・慶全線などで大規模改良を行う韓国鉄道KORAILで今後どのようなダイヤ改正をするのか、楽しみにしたい。

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