恐れていた!早朝深夜在来線の全滅宣言! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2022年7月31日)

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恐れていた!早朝深夜在来線の全滅宣言! 韓国鉄道KORAILダイヤ改正(2022年7月31日)

韓国鉄道KORAILは2022年7月5日、プレスリリースにて7月31日にダイヤ改正を行うと公表した( 韓国鉄道KORAIL、2022年7月31日に大規模なダイヤ改正 プレスリリースリンク不可のためTwitterに挙げた画像(内容同じ)にて代用 )。今回はこれについて見ていく。

1. ムグンファ号の早朝深夜運転廃止へ

今回の2022年7月31日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、ムグンファ号の早朝深夜の運転を大きく縮小した。

約1年前の2021年8月1日韓国鉄道KORAILダイヤ改正で夜行列車が全滅したが、早朝4時00分発の列車や深夜2時30分過ぎに到着する列車は残っていた。が、2021年12月28日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では京釜線東大邱4時30分発ムグンファ号1302列車ソウル行きを大田始発に短縮し、初列車を1時間程度繰り下げることとで早朝列車の削減を順次図ってきた。

今回運転区間を短縮するのは光州4時00分発ムグンファ号1422列車龍山行き早朝列車および龍山21時25分発ムグンファ号1513列車麗水エキスポ行き深夜列車である(終点麗水エキスポに2時37分に到着する)。

今回のダイヤ改正でこれらの列車および折返しの1往復を短縮し、ともに龍山~益山間の運転とする。これにより湖南線・全羅線は5時30分~24時36分までの営業となる。

また龍山からの益山行きは長項線経由のみならず湖南線経由も1日2往復運転することになる。長項などに向かう旅客が誤乗しないか心配ではあるが。

なお朝から夜にかけて湖南線益山~光州間および全羅線益山~麗水エキスポ間ではそれぞれムグンファ号を1往復を設定するため、この区間での減便はない。つまり列車移動と系統分割により早朝深夜便を廃止したのである。

これにより光州発の一番列車は4時00分発のムグンファ号1422列車から光州5時02分発通勤2752列車光州松汀行きに約1時間繰り下がる他、光州からの湖南線列車は光州5時48分発ムグンファ号1462列車西大田行きとなり、光州→益山間で約1時間48分初列車が繰り下がることとなった。

また全羅線の最終ムグンファ号も龍山21時15分発ムグンファ号1513列車麗水エキスポ行きから龍山19時17分発ムグンファ号1511列車麗水エキスポ行きに約2時間繰り上げる。もっとも龍山からであれば龍山21時50分発高速列車KTX523列車を利用すればこれまでより遅い時間発で麗水エキスポに到達できるが、高速列車KTXと在来線列車ムグンファ号が線路を共有する全羅線内ではそうはいかない。これにより全羅線益山→麗水エキスポ間でムグンファ号のみでは約2時間11分、高速列車KTXを合わせても約1時間41分最終列車を繰り上げることとなった。

両線とも高速列車KTXの運転があることから、主要都市間では高速列車で十分代替できる。そう考えると高速列車誘導も十分あるだろう。




2. 高速列車KTXも深夜に減便へ

今回の2022年7月31日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、高速列車KTXを深夜に減便する。

このほか高速列車では金曜土曜運転の釜山22時50分発ソウル行きKTX80列車(ソウル1時20分着)を廃止する。が、高速列車SRTは釜山23時00分発水西行きSRT380列車まで運転があるため、10分遅く出発する列車でもソウル市内に到達はできるし釜山~蔚山・東大邱・大田間の利用はダメージがない。強いて言えば天安牙山だけはSRT380列車では通過してしまうため、最終列車が40分ほど繰り上がってしまうが。


3. 結び

今回の2022年7月31日韓国鉄道KORAILダイヤ改正では、在来線を中心に早朝深夜に減便を図ることとなった。

今後韓国鉄道KORAILでどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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