
南海電鉄は2026年2月20日、プレスリリースにて2026年3月28日に高野線でダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 観光特急「GRAN天空」運転開始へ!
今回の2026年4月24日南海高野線ダイヤ改正では、観光特急「GRAN天空」を運転開始する。
観光特急「GRAN天空」は急行用ズームカー2000系を観光特急改造化したものである。
観光特急「GRAN天空」は難波~極楽橋間を1日2往復する。今回運転するのは難波9時00分発特急「GRAN天空1号」極楽橋行き、難波12時45分発特急「GRAN天空3号」極楽橋行き、極楽橋10時46分発特急「GRAN天空2号」難波行き、極楽橋10時46分発特急「GRAN天空2号」難波行き
運転開始当初は1運用のみの運用となっている。
これにより特急「こうや」2往復を置き換えている。なお平日は特急「りんかん」を1往復増発するため、難波~橋本間で特急を1往復増発することとした。
特急「こうや」用車両は1983年製造の30000系4両編成2本と1999年製造の31000系4両編成1本、このほか特急「りんかん」用21m車が1992年製造の11000系4両編成1本となっている。このうり1983年製造で車齢40年を越える30000系4両編成2本置き換えのために急行用2000系4両編成を順次観光特急「GRAN天空」改造し置き換えるのだろう。
なお2000系4両編成改造で30000系特急型車両4両編成2本を置き換えたところで特急「こうや」用には31000系4両編成1本が残るため、南海電鉄の中期経営計画にあるように観光特急「GRAN天空」と特急「こうや」の共存は可能である。今後平日は高野山特急を全て「GRAN天空」、土休日に特急「こうや」1運用2往復設定して冬季に車両全般検査をすれば回せるのだから。
2. 特急「りんかん」全列車4両化で1本増発へ!
また今回の2026年3月28日南海高野線ダイヤ改正では、高野線特急「りんかん」を1本増発するにあたり全便4両化する。
今回8両から4両に減車するのは橋本6時39分発高野線特急「りんかん2号」難波行きとなっている。この救済のため橋本7時11分発高野線特急「りんかん4号」難波行きを増発することとした。
3. 平日朝夕ラッシュ時に4両運転増加へ!
また今回の2026年3月28日南海高野線ダイヤ改正では、平日朝夕ラッシュ時の高野線各駅停車で一部を6両から4両に減車する。
これにより余剰となった4扉車が17m車ズームカー2000系の難波乗り入れ列車を置き換えるため、平日・土休日ともに午前中の2000系2扉車運転のうち3往復が4扉車に置き換わる。
またこれで区間急行の17m車ズームカー2000系の運用が消滅する。
4. 平日夕ラッシュ時に3本減便でズームカー2000系夕方から消滅へ!
また今回の2026年3月28日南海高野線ダイヤ改正では、平日夕ラッシュ時19時台に減便を図る。
今回減便するのは難波19時台発の急行橋本行き、準急行和泉中央行き、各駅停車河内長野行きの3本である。これにより急行毎時6本、泉北線直通準急行毎時6本、各駅停車毎時6本の合計毎時18本のおおむね10分サイクルダイヤだったところ、急行毎時5本、泉北線直通準急行毎時5本、各駅停車毎時5本の合計毎時18本のおおむね12分サイクルダイヤに減便することとした。これにより平日夕ラッシュ時は3運用の削減を図った。
この減便で平日夕ラッシュ時に17m車ズームカー2000系を運用しなくても回るようになったことから、平日・土休日ともに14時以降のズームカー2000系の難波発着電車が全廃し4ドア車両での運転となる。
これらの運用余剰で17m車ズームカー2000系8両の運用が浮く見通しだ。この余剰となった2000系を先述した観光特急「GRAN天空」に改造、特急「こうや」用30000系4両編成2本を完全に置き換えるのだろう。
5. 結び
今回の2026年3月28日南海高野線ダイヤ改正では、特急「こうや」用30000系の老朽置き換えのため急行用17m車ズームカー2000系を観光特急「GRAN天空」に改造するほか、8両分運用削減しさらなる改造分を確保することとした。
また平日朝夕ラッシュ時に難波発着各駅停車の6両から4両への減車も発生している。
南海高野線で今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:高野線・泉北線のダイヤ改正を実施します – 南海電鉄



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