恐れていた!銀座線の2割増発宣言! 東京メトロ銀座線ダイヤ改正(2023年4月29日)

 11506回閲覧

恐れていた!銀座線の2割増発宣言! 東京メトロ銀座線ダイヤ改正(2023年4月29日)

東京メトロは2023年3月30日、プレスリリースにて4月29日に銀座線でダイヤ改正を行うと公表した( 銀座線列車増発のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

1. 銀座線で昼間に復便へ!

今回の2023年4月29日東京メトロ銀座線ダイヤ改正では、もはや銀座線の悲劇と言われる2022年8月27日ダイヤ改正以来約8か月ぶりに銀座線でダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では、昼間に電車を増発する。銀座線の昼間は60年以上に渡り3分間隔運転(毎時20本)を維持していたが、2020年からの利用者大幅減にあわせて2022年3月12日東京メトロダイヤ改正で昼間に毎時2本を削減し3分20秒間隔に減便した。もっとも3分20秒間隔であれば利用者目線からしてもそこまで待ち時間は増えないし利用者数減少もあり空席が依然あったことから、適切な減便と言えよう。

ただ、前回の2022年8月27日ダイヤ改正で銀座線は終日に渡り減便、昼間は毎時6本、33.3%も削減し東京メトロの多くの路線と同じ5分間隔に減便したのだ。おいおい、他の路線は20m車10両編成だけど、銀座線は16m車6両編成で1本あたりに運べる乗客数が半分もないのだが。

おかげさまで銀座線は終日大混雑、座席に座れないはおろか立ち客多数で土休日昼間は満員電車状態になってしまった。




このままでは2023年4月〜5月の大型連休に満員電車どころか積み残しを発生させる可能性があるため、今回の2023年4月29日ダイヤ改正では平日・土休日ともに昼間に毎時3本を増発、5分間隔から4分間隔に増発することとした。これにより輸送力を20.0%増加する。これにより輸送力は1.2倍となり、近年まれに見る増発率となる。

もはや2割うまい!!銀座線となったわけだが、これにより混雑を緩和する見込みだ。

なお平日夕ラッシュ時は2分24秒間隔(毎時25本)のまま変わらないことから、これにより昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は48.0%から60.0%に改善し、適正値内に収まることとなった。

鉄道時刻表ニュースでは銀座線の昼間の増発は行うのか見守っていきたいと書いたり追記で昼間は5分間隔から4分間隔にすべきだと書いた次の日に昼間の増発宣言とは。おいおい仕事早すぎやしないか東京メトロ。

そう考えると、今後も観光客が戻るにつれ銀座線が徐々に増発していくのではないだろうか。


4. 結び

今回の2023年4月29日東京メトロ銀座線ダイヤ改正では、銀座線で昼間に増発し混雑を緩和することとなった。

昼間の乗客が全路線で戻りつつある中、今後東京メトロでどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

2023年3月ダイヤ改正まとめはこちら!

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました