長者原で昼間にダイヤモンドクロス実施へ! JR九州福北ゆたか線・香椎線ダイヤ改正(2022年9月23日)

 3303回閲覧

長者原で昼間にダイヤモンドクロス実施へ! JR九州福北ゆたか線・香椎線ダイヤ改正(2022年9月23日)

JR九州は2022年6月10日、プレスリリースにて9月23日にダイヤ改正を行うと公表した( 西九州新幹線が開業します 在来線各線区でダイヤを見直します )。今回はこのうち福北ゆたか線・香椎線について見ていく。

1. 福北ゆたか線と香椎線でダイヤモンドクロス接続へ!

今回の2022年9月23日JR九州ダイヤ改正では、香椎線で大幅に時刻変更を行う。

福北ゆたか線は12分間隔(毎時5本)、香椎線は20分間隔(毎時3本)での運転だったため、長者原でわざわざ連絡待ちしなくても数打てばあたるので接続待ちする必要性は薄かった。が、2018年3月17日JR九州ダイヤ改正で福北ゆたか線は昼間15分間隔(毎時4本)、香椎線は昼間30分間隔(毎時2本)に減便、さらに2021年3月13日JR九州ダイヤ改正で福北ゆたか線は20分間隔(毎時3本)にまで減便してしまった。

まだ15分間隔と30分間隔なら福北ゆたか線2本に1本が香椎線に連絡するのでまだよいが、20分間隔と30分間隔となると接続が取りにくい。

そこで今回の2023年3月18日JR九州ダイヤ改正では長者原で接続を図ることとしたのである。

香椎線が長者原で5分停車することにより福北ゆたか線と相互接続、つまりダイヤモンドクロスを図ることとなった。




今回対象となったのは香椎毎時50分発の普通宇美行きで、酒殿での列車交換待ち時間6分のうち5分をを長者原に移す。

これにより長者原は毎時02分着・毎時07分発となるが、この間に福北ゆたか線では毎時05分発の快速博多行き(博多まで各駅に停車)と快速直方行きの列車がある。これまでは香椎線は長者原到着後すぐに出発していたため、香椎方面から快速直方行きの利用はできたが快速博多行きや快速直方行きから須恵・宇美方面への乗り継ぎはできなかった。が、今回のダイヤ改正で香椎線が長者原で5分停車することになったため、博多から快速直方行き利用で長者原で普通宇美行きに3分乗り換えで連絡できるようになった。

しかもJR九州としては酒殿で行っていた列車交換待ち時間の一部を長者原に移しただけなので影響は小さい。

これにより博多・吉塚含む福北ゆたか線から須恵・宇美方面への利便性が向上することとなった。

このほか今回の2022年9月23日JR九州ダイヤ改正では鹿児島本線で全日ベースの時刻となったため、西戸崎7時46分発の電車が平日は快速博多行き、土休日は普通香椎行きとして運転していたところ、土休日も快速博多行きとして運転することとなった。


2. 結び

今回の2022年9月23日JR九州ダイヤ改正では、香椎線の長者原での停車時間拡大に伴い福北ゆたか線と香椎線が長者原でダイヤモンドクロスを実施し利便性が向上することとなった。

今後JR九州のダイヤ改正でどのような接続改善を図るのか、楽しみにしたい。

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました