全面的に減便実施へ 広島電鉄ダイヤ改正(2020年4月6日)

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広島電鉄は2020年3月23日、プレスリリースにてにて4月6日にダイヤ改正を行うと公表した( 4/6(月) 市内線および宮島線のダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。

2019年3月16日全国一斉ダイヤ改正まとめについてはこちら!

1. 市内線で見直しへ

今回の2020年4月6日広島電鉄ダイヤ改正では、2019年4月1日広島電鉄ダイヤ改正以来約1年ぶりにダイヤ改正を行った。

まずは1号線。これまで昼間毎時5本中毎時4本を連接車、毎時1本を輸送力の小さい単車で運転していたが、今回のダイヤ改正より土休日は早朝・深夜を除き全て連接車で運転することとなった。これにより各列車の輸送力が均等化し混雑分散を図ることとなった。

次に3号線。広島港21時台発の運転本数を4本から3本に減らし、運転間隔を延ばした。

さらに8号線では昼間の運転間隔を12分間隔から14分間隔に延ばした。これにより輸送力が14.3%低下したほか昼夕輸送力比は100.0%から85.7%に低下した。前回のダイヤ改正で7号線と8号線の運行を分離したのもこのためなのだろう。

2. 宮島線で見直しへ

今回の2020年4月6日広島電鉄ダイヤ改正では、宮島線でも見直しを行った。

平日は広電宮島口7時31分発広電本社前行きを日赤病院前行きに1停留場短縮した。ただ市役所前を通ることを考えれば大きな影響はないだろう。また広島駅9時07分発広電宮島口行きを減便した。

また休日は広電廿日市6時57分発広島駅行きを減便し、送り込みとして設定していた商工センター6時44分発広電廿日市行きも廃止することとなった。これにより休日ダイヤは1運用削減することとなった。

これらのダイヤ改正内容を見る限り、2019年10月1日運賃改定で市内線運賃で宮島線草津まで行けるようにはなったが、効果はあまり現れていないようだ。


3. 結び

今回の2020年4月6日広島電鉄ダイヤ改正では、一部で輸送力増強を図ったものの総じて見ると減便することとなった。

今後広島電鉄でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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