インドネシア初の高速鉄道開業へ! KCICジャカルタバンドン高速鉄道開業に伴うダイヤ改正(2023年10月2日)

 1015回閲覧

インドネシア初の高速鉄道開業へ KCICジャカルタバンドン高速鉄道開業に伴うダイヤ改正(2023年10月2日)

KCICは2023年10月2日、Twitterにて10月2日にインドネシア高速鉄道開業に伴い時刻表を公表した( Sstt, catat tanggal dan pembukaan pendaftarannya, yaa! )。今回はこれについて見ていく。

1. インドネシア初の高速鉄道開業へ!

今回の2023年10月2日KCICダイヤ改正では、インドネシア初の高速鉄道であるジャカルタバンドン高速鉄道を開業した。

今回開業したのはHalim – Tegalluar間の142kmとなっており、愛称はwhooshとしている。営業最高速度は350km/hと世界一の中国高速鉄道CRHに並んでいる。それもそのはず、インドネシアの高速鉄道は中国製の車両で中国の技術で造られたものなのだから

これゆえ車両もCRH400AF8両編成で、列車番号も中国鉄路にならい中国語で高速の頭文字のピンイン初めの文字であるGから始まる。もうKCICは中国鉄路インドネシア支社と化している。

今回の開業で運転するのは1日4往復となっている。途中はPadalarangのみに停車し全線所要時間は46分となっている。運転本数をここまで絞ったのは短距離ゆえ在来線列車と30分程度しか所要時間が変わらないことから開業区間を増やさない限りはあまり需要が伸びないと考えているためだろう。

運転するのはジャカルタ側のHalim発は8時45分発、9時45分発、15時35分発、17時35分発の4本、バンドン側のTegalluar発も8時45分発、9時45分発、15時35分発、17時35分発の4本となっている。2運用で回すようだ。

列車番号の欠番を見る限り、今後朝夕は30分間隔、昼間は1時間隔で運転できるようにするようだ。

なお日本の支援で行う予定だったインドネシア在来線の高速化事業は2023年に事業中止が決まっている。




2. 連絡路線・連絡列車も運転開始へ

また今回の2023年10月2日KCICジャカルタバンドン高速鉄道開業に合わせ、ジャカルタとバンドンの両方からジャカルタバンドン高速鉄道へのアクセスが図られている。

まずはジャカルタ側。ジャカルタ市街地から東南に離れたHalimへは2023年8月28日に開業したばかりの中国の技術支援で造られたジャボデベックLRTのうちベカシ線で向かうことができる。今回のKCICジャカルタバンドン高速鉄道開業に合わせ終日20分間隔から15分間隔に増発して輸送力増強を図る。

次にバンドン側。バンドン市街地から東南に離れたTegalluarでは不便なため、途中駅のPadalarangからバンドン市街地へインドネシア鉄道KAIによる連絡列車を高速列車と同数の4往復設定することとなった。

この連絡列車はTegalluarでの乗り継ぎ時間15分で設定しており、乗り継ぎとこでHalim – Bandong間を最速1時間04分で結ぶ。


3. 結び

今回の2023年10月2日KCICダイヤ改正では、インドネシア初の高速鉄道であるジャカルタバンドン高速鉄道が開業することとなった。

今後インドネシア高速鉄道がどのように延伸しそのような列車設定を行っていくのか、楽しみにしたい。

コメント

コメントを投稿される方はこちらの注意事項をお読みください。コメント投稿時点でこの注意事項に同意したものとみなします。

トップページに戻る

タイトルとURLをコピーしました