JR東海は2025年10月6日、プレスリリースにて2025年10月9日に高山本線特急「ひだ」のうち臨時の1往復を運休し同時刻に臨時快速列車を運転すると公表した。今回はこれについて見ていく。
2028年3月以降のHC85系増備に伴う高山本線特急「ひだ」ダイヤ改正予測はこちら!
1. 車両損壊で高山本線特急「ひだ」一部運休へ!
今回の2025年10月JR東海臨時ダイヤ運転では、車両不足により高山本線特急「ひだ」のうち一部の臨時列車で運休となっている。
高山本線では2025年10月2日の踏切事故により高山本線特急「ひだ」用HC85系気動車8両が使用不能となっている。
もっとも通常ダイヤであれば何田問題なく車両運用を回せるのだが、土日、特に三連休では車両運用を回しきれないため減車や臨時列車の運休が発生している。
JR東海WEBサイト掲載の高山本線特急「ひだ」の運休列車は以下の通り
なおJR東海では2028年3月までをめどに高山本線特急「ひだ」用車両HC85系気動車を4両増備するとしている。今後同様の事態が発生しても臨時列車の運休は最小限にできるだろう。
2. 特急「ひだ」運休救済で臨時快速列車運転へ!
ただ今回の2025年10月9日JR東海高山本線臨時列車運転では、運休する特急「ひだ」の代走として名古屋~高山間を運転する全車自由席の臨時快速列車を運転するとした。
今回運転するのは2025年10月9日名古屋13時38分発臨時快速高山行きと高山17時33分発臨時快速名古屋行きの1往復となっている。特急列車の代替で運転するため停車駅も特急「ひだ」が停車する岐阜、美濃太田、下呂に限られる。全車自由席のため運賃のみで乗車できる。
車両性能による走行特性を考えても、ロングシートのキハ25形ではなくクロスシートのキハ75形運用になるのではないか。
キハ75形は通常高山本線は下呂までしか乗り入れないが、この臨時列車運転で高山まで乗り入れることになりそうだ。
3. 結び
今回の2025年10月JR東海臨時列車運転では、車両損壊に伴い高山本線特急「ひだ」のうち一部の臨時列車が運休となったほか、救済として臨時快速列車を設定することとした。
今後特急「ひだ」用HC85系気動車を増備する中、JR東海でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
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