JR九州は2024年12月13日、プレスリリースにて2025年3月15日にダイヤ改正を行うと公表した。またJR九州は2024年12月26日、プレスリリースにて2025年4月1日より日豊本線特急「ソニック」の一部を朽網駅に増停車すると公表した。今回はこのうち日豊本線特急「ソニック」「にちりん」および同区間を走る特急「きらめき」について見ていく。
1. 特急「ソニック」増車へ!
今回の2025年3月15日JR九州ダイヤ改正では、日豊本線特急「ソニック」で一部増車を図る。
今回のダイヤ改正で増車するのは大分16時10分発特急「ソニック44号」博多行きと博多19時00分発特急「ソニック49号」大分行きの1往復で、6両から7両に増車する。885系「白いソニック」から883系に車種変更するのだろう。
このほか大分16時44分発特急「ソニック46号」博多行きが速達型だったところ赤間・福間・香椎に増停車、博多着を18時50分から18時52分に2分繰り下げる。
2. 特急「きらめき」増発へ!
また今回の2025年4月1日JR九州ダイヤ改正では、日豊本線朽網駅に特急列車が停車するようになる。
朽網駅は北九州空港の最寄り駅で空港バスも発着しているが、昼間は各駅に停車する普通電車が20分間隔のみとなっているため中心地の小倉へのアクセスは悪く、北九州空港から小倉・黒崎への直通バスの方がはるかに利便性が高くなっている。
それを対策したいのか今回の2025年4月1日JR九州ダイヤ改正では、日豊本線特急「ソニック」「にちりんシーガイア」のうち5往復を朽網駅に停車、北九州空港アクセスを図ることとした。
このプレスリリースでは北九州空港と小倉・黒崎方面を速達で結ぶ目的を重要視しているが、それよりも中津・宇佐方面から北九州空港を利用させる方が利便性が上がるのではないかと思うが果たして。
3. 特急「きらめき」増発へ!
また今回の2025年3月15日JR九州ダイヤ改正では、博多~小倉・行橋間で特急「きらめき」を増発する。
博多7時11分発特急「きらめき2号」小倉行きと、行橋10時05分発特急「きらめき101号」博多行きの2本となっている。
4. 特急「ひゅうが」時刻繰り上げへ!
また今回の2025年3月15日JR九州ダイヤ改正では、特急「ひゅうが」の時刻変更を行う。
延岡7時00分発特急「ひゅうが5号」宮崎空港行きを延岡6時52分発に8分~10分繰り上げる。これにより宮崎に7時59分に到着できるようになる。
5. 特急「ソニック」「ひゅうが」通算特急券制度廃止へ!
また今回の2025年4月1日JR九州特急料金制度変更では、大分駅での特急「ソニック」「ひゅうが」の特急料金通算制度を廃止し、それぞれ打ち切りとする。
これにより博多・小倉~宮崎間を直通特急「にちりんシーガイア」と特急「ソニック」「にちりん」の大分乗り継ぎで特急料金が変わることとなる。
6. 結び
今回の2025年3月15日JR九州ダイヤ改正では、特急「ソニック」で利便背が向上し特急「きらめき」の増発を図ることとなった。
今後JR九州でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2025年春ダイヤ改正について – JR九州
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