JR九州は2024年5月17日、プレスリリースにて2024年7月~9月に運転する夏の臨時列車について公表した。今回はこのうち日豊本線ついて見ていく。
1. 特急「ソニック」、博多発着も増発へ!
今回の2024年7月~9月JR九州夏の臨時列車運転では、日豊本線特急「ソニック」を増発する。
小倉~大分間の臨時特急増発は2018年まで最大7往復で毎時3本運転を行っていたが、2019年以降は車両運用繰りの都合上最大4往復にまで減っていた。
そもそもなぜ小倉~大分間でしか臨時列車を増発しなかったかというと、山陽新幹線連絡広島・新大阪方面からの利用で乗り継ぐ客が特に多客期に多いため、山陽新幹線からの乗り換え客を効率的に運ぶために小倉~大分間のみの運転としているものである。
博多発着の臨時特急列車を設定し、博多~大分間で最大毎時3本運転を行うこととしたのである。
今回博多発着で設定するのは2024年8月9日~8月18日に運転する博多9時41分発特急「ソニック91号」大分行きと大分16時20分発特急「ソニック96号」博多行きとなっている。
このほか小倉〜大分間で3往復の臨時特急「ソニック」「にちりん」を運転することで、最大4往復の増発を図ることとした。
2. 特急「にちりん」も増発へ!
今回の2024年7月~9月JR九州夏の臨時列車運転では、大分〜宮崎空港間の特急「にちりん」も増発する。
この大分〜宮崎空港間の特急「にちりん」は延岡〜宮崎空港間の特急「ひゅうが」の大分延長によって行う。2018年3月17日ダイヤ改正まで特急「にちりん」は毎時1本であったことを考えると、その一部が多客期にだけ戻ったとも言える。
増発するのは2024年8月10日、8月11日、8月15日、8月16日の4日間のみ、2往復の特急「ひゅうが」を大分発着に延長することとした。
3. 結び
今回の2024年7月~9月JR九州夏の臨時列車運転では、日豊本線特急「ソニック」「にちりん」で増発を図り博多発着でも列車を増発することとした。
今後JR九州でどのような臨時列車を運転するのか、見守ってゆきたい。
関連情報:2024年夏の臨時列車の運転について – JR九州
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