減便も昼間運賃値下げへ! 水間鉄道ダイヤ改正(2020年11月30日)

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減便も昼間運賃値下げへ! 水間鉄道ダイヤ改正(2020年11月30日)

水間鉄道は2020年11月2日、プレスリリースにて11月30日にダイヤ改正を行うと公表した( 令和2年11月30日ダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。

1. 昼間の減便実施へ

今回の2020年11月30日水間鉄道ダイヤ改正では、2010年10月30日ダイヤ改正以来約10年ぶりにダイヤ改正を実施する。

これまで全日同一ダイヤで運転していたが、今回のダイヤ改正より平日ダイヤと土休日ダイヤに分けることとなった。

これまで水間鉄道はほぼすべての時間帯で20分間隔運転となっていたが、今回のダイヤ改正で昼間の運転間隔は平日・土休日とも30分間隔に延び、輸送力が33.3%低下することとなった。ただ、輸送密度からしても昼間は2両編成毎時1本あれば十分運べる程度にまで落ちていた。そんな中毎時3本運転を続けていたほうが大サービスだったといえばそれまでだが。

これにより貝塚で連絡する昼間15分間隔の南海本線空港急行との接続が改善することとなった。

このほか土休日夜間も20分間隔から30分間隔に伸びる。これにより土休日に20分間隔で運転するのは朝のみとなった。

なお平日朝夕ラッシュ時は20分間隔のまま変わりないことから昼夕輸送力比は100.0%から66.7%に低下することとなった。なお初終電の変更はない。

このほか今回の2020年11月30日ダイヤ改正に合わせ全日10時台~16時台は現金・回数券払いに限り全線180円均一となる。これにより対キロ区間制運賃で最大大人片道300円にまでなる水間鉄道が最大40%割引で利用できるようになる。

ただそもそも全線営業キロ5.5kmしかない路線で300円も取っている方がおかしいし、バスレベルの運賃に値下げするのもうなづける。輸送密度はそこそこあるのだが、近距離ゆえ鉄道としての役割はなく、バスで十分代替できると思うのは気のせいだろうか。


2. 結び

今回の2020年11月30日水間鉄道ダイヤ改正では、昼間を中心に減便を図ったほか、昼間の運賃を事実上値引きすることとなった。

今後水間鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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