有料特急車両を普通電車に投入で増発へ! 仁川空港鉄道ダイヤ改正(2020年10月5日)

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仁川空港鉄道は2020年9月24日、プレスリリースにて10月5日にダイヤ改正を行うと公表した( 列車時刻変更通知 )。今回はこれについて見ていく。

1. 特急車両余剰により増発実施へ

今回の2020年10月5日仁川空港鉄道ダイヤ改正では、平日昼間に増発を行う。

そもそも仁川空港鉄道では通常、2ドア車の有料特急A’REXと4ドア車の普通電車を運転している。

JR東日本特急「成田エクスプレス」や京成特急「スカイライナー」が細々とでも運行しているのは、数日ごとに運転させて車両を使用不能にさせないためである。

ただ仁川空港鉄道では有料特急A’REXを全便運休したため、2ドアで有料特急A`REX用車両であった1000系が使われることがなくなってしまった。

ただ全便運休しては車両が全く動かせなくなってしまい、すぐに使えなくなってしまう。そのため試運転を繰り返していたが試運転ではただ人件費と電気代を消費してしまうだけである。このことから、1000系運用の各駅停車を平日昼間に設定することで増発したものである。

日本に置き換えれば、JR東日本E257系(「成田エクスプレス」型車両)を料金不要の総武快速として、京成電鉄AE系(「成田エクスプレス」型車両)をアクセス特急や北総線列車として増発するようなものである。

この増発により、平日は昼間を中心にソウル駅~仁川空港間の全線運転で11往復、ソウル駅~黔岩間の2往復を増発した。これにより平日昼間に毎時1~2本程度増発することとなった。

なお有料特急A’REXの運転再開時には営業運転を取りやめる。


2. 結び

今回の2020年10月5日仁川空港鉄道ダイヤ改正では、有料特急用車両を使用した普通列車を平日昼間に運転することとなった。

終電繰り上げを行わなかった仁川空港鉄道で今後どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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