新型車両投入に向け白紙ダイヤ改正! 仁川空港鉄道ダイヤ改正(2023年5月1日)および仁川空港鉄道ダイヤ改正予測(2025年予定)

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新型車両投入に向け白紙ダイヤ改正! 仁川空港鉄道ダイヤ改正(2023年5月1日)および仁川空港鉄道ダイヤ改正予測(2025年予定)

仁川空港鉄道は2023年4月20日、プレスリリースにて5月1日に地下鉄7号線を延伸しダイヤ改正を行うと公表した( 空港鉄道列車時刻変更のお知らせ )。今回はこれについて見ていく。

1. 仁川空港鉄道で白紙ダイヤ改正!

今回の2023年5月1日仁川空港鉄道ダイヤ改正では、平日ダイヤで白紙ダイヤ改正を行う。

仁川空港鉄道は有料特急A‘REXを運転する関係上全日同一ダイヤで、一部列車を土休日運休とすることで平日の運転本数を確保しつつ土休日朝夕の列車を削減してきた。

今回ダイヤ改正では平日ダイヤを全日ダイヤから分離し、白紙ダイヤ改正を行うこととなった。

平日朝を6分間隔から5分間隔に短縮する。

これにより有料特急A`REXでも朝を中心に平日と土休日で別時刻で運転することとなった。




2. 各駅停車に新型車両投入へ!

仁川空港鉄道では2025年までに各駅停車用新型車両を9本投入する。

仁川空港鉄道では有料特急A‘REX用車両が6両編成6本、各駅停車用車両が6両編成22本があるが、この増強で各駅停車用車両が31本に増強する見込みだ。なお8両への増車の予定はない。

この車両は従来の各駅停車用車両2000系と比べ大きく変更しており、営業最高速度は110km/hから150km/hに引き上げる。

とはいえ、ソウル駅〜仁川空港間ノンストップの有料特急A‘REXも最高速度110km/hでしか運転しないこともあり、信号システムの関係上2031年までは従来通り110km/hでの運転となる。それまでは混雑する各駅停車の増発用だろう。

ただ、混雑対策なのであればドア間の長椅子を7人掛けから6人掛けに減らすのはいかがなものかと思うが。まるでJR西日本京都線やJR西日本神戸線の321系のようではないか。

韓国では高速列車KTXから地下鉄用車両まで車両寿命は24年〜28年程度となっている。もし今回投入する各駅停車用車両の最高速度を比較してしまったら、他の車両が車両更新した際に寿命前に廃車せざるをえなくなってしまう。そのため今回の150km/h対応新型車両は今後の仁川空港鉄道の最高速度引き上げへの序章だろう。

ただ、ドア間の長椅子を7人掛けから6人掛けに減らすのはいかがなものかと思うが。

もし有料特急A‘REXが2031年ごろに150km/h対応の新型車両を導入し最高速度を引き上げるのであれば、ソウル駅〜仁川空港第1ターミナル間が最速43分から35分程度に短縮してもおかしくはない。もしそうなれば文字通り韓国版成田スカイライナーとしてより空港アクセスを便利にするだろう。

ただ、その際に各駅停車も最高速度を引き上げる見込みで場合によっては60分から55分程度に短縮してもおかしくない。その棲み分けは図る必要はありそうだ。

3. 結び

今回の2023年5月1日仁川空港鉄道ダイヤ改正では、平日朝の混雑緩和を目的として平日ダイヤを全日ダイヤから分離することで増発を図ることとした。

今後新型車両導入や最高速度引き上げにより仁川空港鉄道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、楽しみにしたい。

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