新駅開業もアプト区間で減便へ 大井川鐵道ダイヤ改正(2020年11月12日)

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新駅開業もアプト区間で減便へ 大井川鐵道ダイヤ改正(2020年11月12日)

大井川鐵道は2020年11月2日、プレスリリースにてにて11月12日に門出駅の開業に伴いダイヤ改正を行うと公表した( 11/12ダイヤ改正について )。今回はこれについて見ていく。

1. 新駅開業へ!

今回の2020年11月12日大井川鐵道ダイヤ改正では、新駅門出開業に伴いダイヤ改正を行うこととなった。

門出は大井川本線五和~神尾間に開業する新駅となっており、新東名高速道路島田金谷IC近傍に位置する。門出というキラキラネームにしたのは交流施設KADODE OOIGAWAにちなんでいるようだ。

なお今回の門出新設にともない、隣の五和が合格に改称することとなった。もっとも五和と門出は500mしか離れていないので、五和の移設でも良かったのではないかと思うが。

この新駅門出開業に伴い大井川本線ではダイヤ改正を行い、所要時間は門出に停車する普通列車で1~2分延びるほか、運転時刻も最大9分移動することとなった。なお列車の運転本数の増減はない。




2. 南アルプスあぷとラインで最終列車の冬季減便実施へ

今回の2020年11月12日大井川鐵道ダイヤ改正では、南アルプスあぷとライン(井川線)でもダイヤ改正を行う。

もっとも今回のダイヤ改正で大井川本線に門出が開業することに伴い千頭発着時刻が変わることから、それに合わせてアプト区間の時刻を数分移動している。ただそのほかにも大幅な時刻変更を行っている。

まずこれまで8月と11月は早朝に接岨峡温泉9時25分発井川行きと井川10時22分発接岨峡温泉行きを運転していたが、2020年は8月と11月の土休日のみの運転に縮小していた。ただこの列車が今回の2020年11月12日ダイヤ改正で完全に廃止することとなり、11月途中から土休日も含め運休が決まった。

ただし多客期救済として11月の土休日は千頭11時21分発接岨峡温泉行き及び接岨峡温泉14時17分発千頭行きを1往復増発する。

一方2020年度より南アルプスあぷとラインでは最終列車の冬期運休を実施する。対象となるのは千頭14時45分発接岨峡温泉行き最終列車と井川15時55分発接岨峡温泉行き最終列車で、2021年1月4日~3月12日の平日は運休となる。このほか同期間は千頭13時36分発井川行き最終列車を接岨峡温泉行きに短縮することとなった。


3. 結び

今回の2020年11月12日大井川鐵道ダイヤ改正では、大井川本線に新駅門出を開業した。

一方で南アルプスあぷとラインで減便を行うなど、列車運行の合理化を進めることとなった。

今後大井川鐵道でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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