300km/h対応列車をやまびこからはやて分離で高速化と値上げか! 東北新幹線ダイヤ改正予測(2026年以降予定)

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300km/h対応列車をやまびこからはやて分離で高速化と値上げか! 東北新幹線ダイヤ改正予測(2026年以降予定)

JR東日本は2020年3月3日、プレスリリースにて2024年3月より山形新幹線「つばさ」にて新型車両E8系の運転を開始すると公表した。今回はこれから新型車両E8系新幹線が投入完了する2026年3月実施予定の東北新幹線ダイヤ改正について予測していく。

2026年3月山形新幹線つばさダイヤ改正予測はこちら!

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1. 山形新幹線「つばさ」全列車00km/h対応で併結「やまびこ」も所要時間4分短縮へ!

今回の2026年3月東北新幹線ダイヤ改正では、山形新幹線「つばさ」向け新型車両E8系の投入が完了する。

山形新幹線「つばさ」用車両がE3系からE8系に置き換わることで最高速度を275km/hから300km/hに引き上げることが可能だ。新型車両E8系運転開始の2024年3月16日東北新幹線ダイヤ改正より山形新幹線「つばさ」と併結する東北新幹線「やまびこ」はすべて320km/h対応のE5系とした。これにより山形新幹線「つばさ」側の車両がE3系からE8系に更新すれば大宮~福島間で最高速度を275km/hから300km/hに引き上げ所要時間を4分短縮することができるようになっている。これにより「つばさ」と併結する東北新幹線「やまびこ」でも運転速度を275km/hから300km/hに引き上げ、所要時間を4分短縮、東京~仙台間の平均所要時間短縮に貢献する。




この山形新幹線「つばさ」のE3系からE8系への車両更新により山形新幹線「つばさ」の運用数は変わらず、7両編成15本を同じ7両編成15本で置き換える。JR東日本の新幹線は製造後18年~20年程度で置き換えることが多いしなんなら2016年までに東北新幹線からE2系新幹線を引退させるはずが2031年まで存続するほど車両更新を遅らせたい会社だ、山形新幹線用E3系は15年程度で置き換えと早い。運用数が変わらないのであれば業務効率が上がらないのでまだ使える車両を置き換える意味がない。

そこで考えうるのが山形新幹線「つばさ」全列車が宇都宮~福島間で300km/h運転をするのに合わせ東北新幹線「はやぶさ」加算料金を追加で徴収しようとしているのではないか。これにより宇都宮~福島間で1人当たり210円の増収が見込める。しかもこれを「つばさ」と併結している「やまびこ」にも適用するはずだ。

つまり2026年3月東北新幹線ダイヤ改正より「つばさ」のみならず併結する「やまびこ」でも宇都宮~福島・仙台間で最大210円の新幹線特急料金の値上げを図るのではないだろうか?




2. 盛岡発着「やまびこ」も順次所要時間短縮中だが完全な300km/h対応は不可!

またJR東日本では前回の2025年3月15日東北新幹線ダイヤ改正より盛岡発着「やまびこ」の一部列車で所要時間を4分短縮している。こちらも運転速度を275km/hから300km/hに引き上げたものである。

E2系10両編成6本が残っている。一番初めの計画では2016年までにすべて320km/h対応のE5系に置き換え予定だったが、後ろにずれ込み2031年3月まで続投が内定している。

つまり2031年まで275km/hしか出せない列車が東北新幹線に残ってしまうのだ!

300km/h出せれば最速達列車「はやぶさ」と同じ割増した新幹線特急料金を徴収することができるが、275km/h列車ではできない。もっとも盛岡発着「やまびこ」は2019年3月16日東北新幹線ダイヤ改正で全列車をE5系にし仙台~盛岡間にて275km/hしか出せないE2系の定期運用が終了している。がその後2024年3月16日東北新幹線ダイヤ改正で山形新幹線「つばさ」と併結する「やまびこ」をE2系からE5系に臨時列車も含めすべて置き換えた結果多客時に臨時列車を運転する際に一部の盛岡発着「やまびこ」が275km/hしか出せないE2系運転となってしまっているのだ!

しかも一部の盛岡発着「やまびこ」は2025年秋ごろより荷物専用車両E3系7両編成を連結する見込みだ。このE3系を併結した「やまびこ」も275km/hしか出せない。

つまり2026年3月東北新幹線ダイヤ改正以降も275km/hまでしか出せない「やまびこ」が東京~盛岡間で残ってしまうのだ!




そこで300km/h対応となった「やまびこ」を「はやて」に分離することで「はやぶさ」新幹線特急料金を徴収し値上げしようとしているのではないだろうか。

もっとも「はやぶさ」新幹線特急料金は「はやぶさ」停車駅間しか国土交通省の認可申請を取っていないので新たに宇都宮・郡山・福島・白石蔵王く発着くらいではやぶさ新幹線特急料金の認可申請を行う必要がある。ただし内方認可のため比較的早くできるだろう。

ただそうなると東北新幹線の大半の列車で値上げとなるほか、上越新幹線より明らかに割高となってしまう。まあそれでも同じ距離にして北陸新幹線の東京~北陸方面より東北新幹線「はやぶさ」の方が800円程度安かったりするのだが、それを国土交通省が認可するだろうか。

もしそれができなかったときの対策として2026年3月14日JR東日本運賃改定で最大440円の値上げを図ることで、2023年3月18日の上越新幹線最高速度引き上げとともに所要時間短縮効果を新幹線特急料金引き上げではなく運賃引き上げで補おうとしているのではないだろうか。


3. 結び

今回の2026年3月の東北新幹線ダイヤ改正では、山形新幹線「つばさ」用E3系をすべてE8系に置き換えることで「つばさ」と併結する「やまびこ」がすべて300km/h対応となり所要時間を4分短縮する。

一方で山形新幹線「つばさ」の新幹線特急料金値上げに合わせ併結する「やまびこ」や一部の300km/h対応の「やまびこ」でも新幹線特急料金を値上げする可能性がある。

今後ALFA-Xによる新型車両仮称EX系や北海道新幹線札幌延伸を見据える中、東北新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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関連情報:山形新幹線をより便利に快適にします – JR東日本

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