日本の鉄道各線では2025年7月30日のカムチャツカ半島地震による津波災害防止のため沿岸部を中心に運転を見合わせその後復旧した。今回はこれについて見ていく。
1. 津波警報発令で沿岸部で鉄道運転見合わせへ!
今回の2025年7月30日カムチャツカ半島地震に伴う津波警報発令に伴う運転見合わせでは、沿岸部を中心に複数の鉄道会社で運転を見合わせた。
影響した鉄道会社はJR北海道、JR東日本、三陸鉄道、仙台空港鉄道、銚子電気鉄道、京急電鉄、小田急電鉄、江ノ島電鉄、JR東海、JR西日本などがある。このうち大都市圏やそれに準ずる都市圏で大規模に運休したのは、JR東日本東海道線や横須賀線、京急線、小田急江ノ島線、JR東海東海道線などだろう。
これらの北海道から近畿地方にかけての太平洋沿岸では3mの津波が来ると予想される津波警報発令により津波警報発令区間を含む区間で運転を見合わせることとした。もっとも海に近づきさえしなければ問題ないため日本人の99%は無縁ではあるが、超安全を期して津波警報を発令している区間にとどめて最小限に鉄道の運転を止めたのである。
そんな中自称命がけで避難呼びかけていますとか言う京急横須賀中央駅員のバカがいたことよ。相模湾・三浦半島という名称で混同したのかもしれないけれど、観音崎から東京湾側は横須賀市内であっても東京湾内湾扱いなので当時の想定津波1mで津波注意報だったのよ。で、1mで沈んでたら月2回の大潮のたびに街が沈むので津波注意報レベルで町が沈むなんてことはないのよ。そんな中拡声器メガホンで改札で大声で非難を叫ぶバカ駅員がいたことよ。お前の話なんて誰も聞いてねえし危険だったら横須賀中央まで運転してないっつーの。当然ながらあなたは命も何もかけていない。いたずらに不安をあおってただ自称正義を空振りしただけ。そんなレベルで頭が悪いから駅員から上がれないんだろうな。
とはいえ遠地地震で日本は北海道で最大震度2とほとんど揺れなかったこと、遠地地震ゆえ津波の到達も遅かったため、北海道や東北地方では9時40分の津波警報発令の瞬間に電車を運転見合わせにした一方で、京急電鉄のように津波到達予想が11時であることから津波警報発令から50分後の10時30分まで電車を動かしていたところもある。だって地震被害ないし津波もなかなか来ないんだもの。
まあ南海トラフ地震が起きた際は四の五の言わず電車を停めてとっとと逃げろになるのだが、今回は地震が発生してから津波到達まで1時間以上あったことからいい避難訓練になったのではなだろうか。
2. 津波警報解除から鉄道運転運転再開まで長い時間を要したところも!
さて、その後津波は観測されるが岩手県で1.3mを観測する以外は軒並み1m以下、関東地方に至っては結果的に最大50cmだった。しかも最大1mまでしか津波が来ないとされ津波注意報だった東京湾内湾は30cmの津波を観測した一方、3mの津波が来ると予想された静岡県や神奈川県の相模湾・三浦半島では津波は10cmも来なかったのである。おいおい津波警報出してまで電車止めた意味。
ということであまりに津波が低いので18時30分に関東~近畿地方にかけて津波警報を津波注意報に順次切り替えることになったが、そんなの待っていたら次の日まで運転sない会できない可能性があった。そこでどう考えても鉄道設備に被害起きそうにないし平日夕ラッシュをさばききれないということで、JR東海東海道線では17時54分に静岡県内のほとんどの区間で運転sない会をしている。
津波警報解除と鉄道運転再開は以下の通り。
時刻 | 県 | 路線名 | 警報解除から運転再開までにかかった時間 |
17:54 | 静岡県 | JR東海東海道線富士~用宗間、掛川~浜松間 | △36分 |
18:30 | 茨城県~和歌山県 | 津波警報解除 | – |
19:16 | 静岡県 | JR東海東海道線熱海~富士間、浜松~豊橋間 | 46分 |
19:30 | 神奈川県 | 京急本線堀ノ内~浦賀間、京急久里浜線堀ノ内~三崎口間、京急逗子線金沢八景~逗子葉山間 | 1時間 |
20:00ごろ | 静岡県 | JR東日本伊東線熱海~伊東間 | 1時間30分 |
20:30ごろ | 神奈川県 | 小田急江ノ島線藤沢~片瀬江ノ島間 | 2時間 |
21:00ごろ | 神奈川県 | JR東日本東海道線東京~熱海間、JR東日本横須賀線大船~久里浜間 | 2時間30分 |
このように津波警報解除から各線の運転再開まで大きく幅が出ることとなった。なぜだろうか。
3. 運転再開が遅れた原因1:地震被災していないのに地震被災チェックからはじめた
まず考えうるのが、津波警報解除からの運転再開にあたり地震による被災チェックから始めた可能性があること。
そもそも津波の98%は地震が原因のため、津波警報解除からの運転再開マニュアルには地震による被災有無を含んでいることが多い。なにせ津波が発生するほどの大地震なので、鉄道設備に被害をもたらしていてもおかしくないからだ。
ただ今回の地震は遠地地震ということもあり、関東地方でほとんど地震を観測していない。なんなら列車が緊急停止する緊急地震速報も震度5弱以上のゆれを予測しないと発令しないので、震度4以下の地震であれば鉄道施設は基本無被害になるよう作られている。このため今回の津波警報解除からの運転再開に際し震度5弱以上の地震を計測していないのだから、当然地震の被災状況の確認は不要である。
もっとも地震は来てないし津波被害もほとんどないのでJR東海や京急電鉄では津波警報解除から1時間で運転を再開している。当たり前だ地震の被害なんてないし津波の被害もほとんどないんだろうから。
そんな中、震度7相当の地震が来た時と同じ津波警報からの復旧をおこなった会社で不必要な点検項目が増えたために運転再開が遅れたのではないだろうか。小田急江ノ島線の運転再開が遅れたのはほぼこれと考えられるし、JR東日本の運転再開が遅れた理由の一因ではないかと考えられる。
4. 運転再開が遅れた原因2:全線運転再開にこだわった
ただ、JR東日本でも運転再開するにあたり東海道線や横須賀線よりも先に伊東線で運転を再開している。
伊東線は静岡県の熱海~伊東間を結ぶ路線で、東海道線や横須賀線と比べると圧倒的に利用者が少ないし台風など自然災害時には東海道線や横須賀線より早く運転を見合わせ遅く運転を再開する。理由は簡単、海沿いが多いため被災しやすいことと利用者が少ないため運転再開優先順位が低いからである。
にもかかわらず今回の2025年7月30日カムチャッカ半島地震による津波警報解除からの運転再開では、本来運転再開が遅いはずの伊東線の方が東海道線や横須賀線より運転再開が早かったのである。なぜだろうか。
そもそも台風などで被災が予想される場合、JR東日本では東海道線であっても冒頭写真のように海が近く利用者もほかの区間より少ない小田原~熱海間から運転を見合わせる。つまり小田原折り返し運転とすることが可能だ。また運転再開時にもまず東京~小田原間だけを運転再開させその後小田原~熱海間を追って運転再開することで利用者への影響を小さくしている。
が、なぜか今回の2025年7月30日カムチャッカ半島地震による津波警報解除からの運転再開ではそれを怠り、全線運転再開にこだわったのである。結果東海道線東京~熱海間の運転再開は21時ごろと平日夕ラッシュ時の通勤時間帯からだいぶ遅くなったのである。いや東海道線東京~小田原間と横須賀線大船~逗子間くらい20時に運転再開することはできなかったんですかね、混んでいる通勤時間帯ですし。
なんだか津波による被災よりJR東日本の人為的ミスの方が目立ったいるような気がするが。
5. 今後の対策と乗客の我々にできること
では今回の2025年7月30日カムチャッカ半島地震による津波警報発令による鉄道運転見合わせおよび解除からの運転再開から得られる対策は何でしょうか。
対策は、まず頭の悪いやつは運転指令や運転再開に必要な判断をさせないこと。どの会社でも下位2割に頭の悪いやつ、能力は下半分のくせに自分の行動は正しいと思い込み自称正義をふりかざすだけでいい迷惑ですので。そんなやつを昇進させていない京急電鉄は有能だと思います。
一方JR東日本。全線運転再開にこだわったのか地震による被害から確認したのか運転再開が遅くなったJR東日本は東海道線や横須賀線のみならずそもそも運賃高いし、運転再開も遅いし、不動産価格も私鉄沿線と比べ10%~20%も高いので大して使い勝手良くもないのにカネだけ出ていきますから。私鉄に使用を切り替えるなり私鉄沿線に引っ越す成りした方が自由に使えるお金と時間が増えるので生活の質が上がると思いますけど。
高くて事故を起こしやすくて運転再開も遅い使い勝手の悪いJR東日本から離れ、快適で便利で安い私鉄を使いましょう!
6. 結び
今回の2025年7月30日カムチャッカ半島地震による津波警報発令では、鉄道会社の力量と頭の良さによって運転再開に大きく差ができ、平日夕ラッシュ時の通勤帰宅を妨げる要因になった。
今後JR東日本や小田急電鉄でどのような対策を実施するのか、見守ってゆきたい。
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