やまびこ最高速度300km/h引き上げに合わせ最終列車繰り上げとはやぶさ格上げで繰り下げか! 東北新幹線ダイヤ改正予測(2026年以降予定)

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やまびこ最高速度300km/h引き上げに合わせ最終列車繰り上げとはやぶさ格上げで繰り下げか! 東北新幹線ダイヤ改正予測(2026年以降予定)

JR東日本は2023年11月7日、プレスリリースにてにて2024年3月16日ダイヤ改正で上越新幹線で最終列車を繰り上げる公表した。今回はこれから2026年以降に実施予定の東北新幹線最終列車繰り上げおよび繰り下げについてみていく。

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1. 東北新幹線も最終列車繰り上げへ!

2024年3月16日上越新幹線ダイヤ改正では、最終列車を繰り上げることとなった。

ただこのプレスリリースでは2024年こそ実施しないものの今後東北新幹線や北陸新幹線でも最終列車を引き上げる可能性があると示唆している。

このうち北陸新幹線に関してはJR西日本との調整が必要であるが、東北新新幹線ではJR北海道管内北海道新幹線に直通する最速達列車「はやぶさ」は運転終了がすでに早く東京23時04分着で終了してしまうことから最終をこれ以上繰り上げる必要がない。このため効果的な終列車繰り上げはJR東日本管内のみを走る「やまびこ」や「なすの」のみでやればよい。

「やまびこ」がある一定程度E5系に統一し最高速度275km/hから300km/hに引き上げて所要時間を短縮するのに合わせ、始発駅出発時刻を極力変えずに終着駅到着時刻を繰り上げることが可能だ。その1つの契機が2026年3月山形新幹線ダイヤ改正で全列車300km/h対応の新型車両E8系での運転に伴う一律4分短縮である。「やまびこ」と速達性がほぼ同じかつ併結しうる「つばさ」で所要時間短縮するとなれば合わせて「やまびこ」も所要時間を総じて短縮してもおかしくはない。

このとき「やまびこ」は東京~盛岡間で最大8分所要時間を短縮できることから、盛岡20時29分発東京行き最終「やまびこ70号」を東京23時44分着から23時36分着に8分繰り上げてもおかしくはない。




また東北新幹線では1997年ごろまで東北新幹線最終列車の東京着は23時32分ごろだったが、その後23時48分着に16分繰り下げている。この分を戻し最終列車を1997年時点と同様約16分繰り上げることはするのではないだろうか。

そこで盛岡20時29分発「やまびこ74号」東京行き最終をさらに繰り上げ東京着を16分繰り上げて22時28分着とすることができれば、300km/h対応のE8系運転となった新庄19時57分発「つばさ160号」東京行き最終を福島で連結することができるようになるかもしれない。そうすれば終列車繰り上げによる保守時間増加のほか、乗務員削減による人件費削減もできるだろう。




2. 東京行き最終「はやぶさ」繰り下げで「やまびこ」東京行き最終繰り上げか!

また今回の2026年3月東北新幹線ダイヤ改正では、東京行き最終東北新幹線「はやぶさ」の時刻繰り下げはあるのだろうか。

そもそも新幹線は原則6時00分~24時00分で運転可能としているが、23時50分以降も運転しているのは日本一旅客量が多い新幹線の最速達列車である東海道山陽新幹線「のぞみ」くらいで、それ以外の列車はていてい23時30分ごろに最終列車が終着駅に到着し営業を終えるのである。

このためJR東日本が運営する東北上越北陸の各新幹線もたいてい23時20分~23時40分ごろまでに終着駅に到着するのだが、こと東北新幹線の最速達列車「はやぶさ」および秋田新幹線「こまち」の東京行き最終は東京23時04分着と早すぎる。おかげさまで新函館北斗からの東京機最終は18時40分発、新青森からの東京行き最終は19時44分発、秋田からの東京行き最終は19時10分発といずれも20時より前に出発してしまい最終が早すぎるのである。

また前回2025年3月15日東北新幹線ダイヤ改正より仙台22時38分発臨時「はやぶさ398号」東京行きを年間十日程度運転、東京23時12分着と8分繰り下げている。

また次回2026年3月山形新幹線ダイヤ改正で「つばさ」が全列車300km/h対応となることから山形新幹線「つばさ160号」東京行き最終を東京23時28分着から23時24分着に4分繰り上げる可能性がある。

そこで今回の2026年3月東北新幹線ダイヤ改正で東京行き最終「はやぶさ60号」の時刻繰り下げを行う可能性があるのではないか。




もし東京着最終「はやぶさ42号」を23時04分着から23時12分着に8分繰り下げた場合、盛岡以北の東京行き最終はそのまま8分繰り下がるだろう。

ただもし東京着最終「はやぶさ42号」を23時04分着から23時28分着に24分繰り下げた場合盛岡以北の東京行き最終が24分繰り下がるほかにも効果がある。

まず盛岡20時29分発「やまびこ70号」東京行き最終が「はやぶさ42号」に抜かされる駅が一ノ関から福島または仙台に変更となる。これにより新花巻~古川の各駅から東京への最終列車の到着時刻が23時44分着から23時28分着に16分繰り上がるほか、仙台で抜かす場合は福島・郡山方面への盛岡以北の最終発車時刻が24分繰り下がる。

さらに仙台で接続を取る場合、大宮・東京方面へは仙台で「はやぶさ42号」に乗り換えれば良いことから「やまびこ70号」東京行き最終を郡山行きに短縮することができる。

ただそうなると宇都宮だけ接続不可になるのではないかと思う人もいるかもしれない。ただそもそも東京行き最終「やまびこ70号」の16分前に「つばさ160号」がいるので福島・郡山から宇都宮・東京方面の最終は16分しか繰り上がらないこと、時刻繰り下げ後の「はやぶさ42号」東京行きから大宮のりかえで宇都宮線最終普通宇都宮行きに乗り換えることで25時00分に宇都宮に到達できること、そもそも現在の宇都宮での最終列車である「やまびこ70号」東京行きからの接続は宇都宮線普通上野行きのみで宇都宮線黒磯行きや日光線日光行き、烏山線烏山行きにそもそも接続していないため連絡範囲がほとんど変わらないのである。

このため東北新幹線最終列車繰り上げと称して「はやぶさ42号」の時刻を繰り下げ「やまびこ70号」と仙台で接続可能とし、「やまびこ70号」を東京行きから郡山行きに短縮することで郡山→大宮間の最終を16分繰り上げる可能性はあるのではないだろうか。




3. 盛岡行き最終を「やまびこ」から「はやぶさ」格上げで東京発盛岡行き最終繰り下げか!

また今回の2026年3月東北新幹線ダイヤ改正では、東京発盛岡行き最終を繰り下げる可能性がある。

2025年時点で東京から盛岡への最終は実質東京20時16分発東北新幹線「はやぶさ41号」新青森行きである。厳密にはその後続に東京20時20分発東北新幹線「やまびこ69号」盛岡行きが最終なのだが、所要時間が1時間も長く盛岡到着が1時間も遅くなるため東京・上野・大宮から盛岡へ行く人はこの列車をまず使わない。

ただ2025年3月15日より毎週金曜および日曜日(三連休の際は最終日)に運転している東京20時32分発東北新幹線「はやぶさ393号」仙台行きを使えば郡山で「やまびこ69号」盛岡行き最終を抜かすため終点仙台で乗り換えることができる。つまり毎週金曜と連休最終日は東京から盛岡への最終が12分繰り下がっているのだ。

そもそも盛岡から東京への初列車は仙台まで各駅に停車するが仙台の次が大宮までノンストップの「はやぶさ」なんだ、東京から盛岡への最終も「やまびこ」ではなく大宮から仙台までノンストップでいいじゃないか。

もし仙台から先各駅停車の「はやぶさ」で盛岡行き最終を設定すると、東京20時44分発に繰り下げることが可能である。これにより東京から盛岡への最終が24分繰り下げることができる見込みだ。救済として東京20時20分発「やまびこ69号」は仙台行きとして存続、仙台で盛岡行き最終に接続することで宇都宮・郡山・福島からの最終接続は変わらない。

な2025年時点で東京20時44分発には山形新幹線「つばさ159号」山形行き最終がいるが、2026年3月山形新幹線ダイヤ改正で全列車300km/h対応の新型車両E8系での運転になることに伴い4分繰り下げ東京20時48分発となる見込みだから問題はない。




4. 仙台行き最終ノンストップ列車復活か!

また今回の2026年3月東北新幹線ダイヤ改正では、東京発仙台行き最終を繰り下げる可能性がある。

JR東日本の東北新幹線は新幹線業界三番手のくせに、一番手のJR東海の東海道新幹線に対して対抗心を燃やしている。その結果編み出されたのが東海道新幹線の16両運転を上回る17両運転(ただし16両より短い)や2025年映画新幹線大爆破でのフル規格16両運転だったり、東海道新幹線のような2025年3月15日東北新幹線ダイヤ改正における臨時列車による最終繰り下げなどである。いや三番手なんだからまずは二番手のJR西日本の山陽新幹線に対して対抗しろと思うのだが。

このためまず考えうるのが東京発仙台方面の最終繰り下げである。

東北新幹線では2020年3月まで東京22時12分発「やまびこ223号」最終仙台行き大宮から仙台までノンストップ列車を毎週金曜日に運転していた。そもそも21時以降に新幹線に乗る人はよほどなのでたいていは東京21時36分発「はやぶさ41号」仙台行きでほぼ問題ないし、まあ毎週日曜や三連休最終日に運転していない時点で社畜列車なのだが、この毎週金曜運転の臨時最終仙台行きが復活してもおかしくはない。

また大宮から仙台までノンストップであることから「やまびこ」ではなく全車指定席の「はやぶさ」とすることで275km/hから320km/hに引き上げ、所要時間を1時間40分から1時間31分に短縮することができる。そうそうなると終点仙台に23時43分に到着、臨時列車を増発しても東北新幹線仙台駅の営業時間を伸ばさずに済む。




そうなると東京21時44分発「やまびこ223号」定期列車の最終仙台行きが福島で臨時「はやぶさ」に抜かれることになるが、「やまびこ」も275km/hから300km/hへの引き上げで所要時間を4分短縮できることから、その所要時間短縮を福島駅での通過待ち時間に充てることでこれまで同様の所要時間で運転可能となる。


5. 結び

今回の2026年以降実施予定の東北新幹線ダイヤ改正では、上越新幹線に引き続き東北新幹線でも最終列車を繰り上げる可能性がある。

一方で東京発盛岡行きと仙台行き最終では最終列車を繰り下げる可能性もありそうだ。

今後ALFA-Xによる新型車両仮称EX系や北海道新幹線札幌延伸を見据える中、東北新幹線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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関連情報:上越新幹線における終電時刻の繰り上げについて

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