信越本線にも新型車両HB-E220系導入で高崎~横川間非電化化のカウントダウン! JR東日本高崎支社ダイヤ改正(2027年以降予定)

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信越本線にも新型車両HB-E220系導入で高崎~横川間非電化化のカウントダウン! JR東日本高崎支社ダイヤ改正(2027年以降予定)

JR東日本は2024年11月22日、プレスリリースにて2026年に八高線と釜石線に新型車両HB-E220系を投入すると公表した。今回はこれから2026年以降のJR東日本高崎支社ダイヤ改正について予測していく。

ダイヤ改正予測2025一覧はこちら!

1. 老朽化した211系置き換えに合わせ信越本線で減車か!

信越本線高崎~横川間を走る211系電車は製造後40年程度が経過しており置き換えの対象となっている。

ただ高崎支社用211系は4両固定編成または6両固定編成であるため空席が目立っている路線も多い。その1つが信越本線である。

信越本線高崎~横川間は平均輸送密度は3,853人/日・往復しかいない。もっとも主要な乗車区間は高崎~安中・磯部間であり、磯部~横川間はどう計算しても2,000人/日・往復を切っている。逆を言えば高崎~北高崎間の隣駅間輸送密度は7,000人/日・往復程度とみられるが、昼間毎時1両で隣駅間輸送密度8,000人/日・往復程度運べることを踏まえると昼間毎時2両で運びきれるし、夜は毎時4両、朝も毎時6両あれば運びきれる。信越本線では朝は毎時2本、昼間は毎時1本、夜は毎時1.5本を運転していることから、昼間は2両編成、朝夕は3両編成で十分運びきれてしまう。4両編成である必要はないのだ。

というか、そもそも信越本線は1988年から2016年まで昼間は107系2両編成が50分間隔で運転していた路線である。そもそも2両で運転していたところ置き換え車両の211系の車両繰りの関係で最短4両編成でしか用意できなかったことからやむなく4両編成で終日運転するようになっただけで、昼間は2両編成に減車しても元に戻るだけなので何の問題もない。

また同じ運転本数であれば朝夜も4両から3両に減車しても全く問題ないと言えるだろう。

このことから211系から置き換えるにあたり、4両編成から3両編成に減車するのは問題ない。




2. 八高線に合わせ信越本線も非電化化か!

八高線では2026年3月JR東日本ダイヤ改正までに八高線は全列車をHB-E220系2両固定編成で置き換えるとしている。

ただ、依然としてぐんま車両センター所属の気動車は八高線用気動車のみとなっており、高崎支社管内は211系が多くを占める中2両編成8本の点検のためだけに気動車を置いておくのもややもったいない。

信越本線では211系電車のほかに電気機関車けん引の列車をいくつか運転している。が、安中貨物が2025年3月末をもって運転を廃止した。

また2025年運転開始分より観光用客車列車を電気機関車ELから電気式気動車GV-E197系に置き換えているため、電化設備がある必要がない。いやむしろ蒸気機関車列車SLぐんまを被写体にするのであれば架線がない方が良い。

また気動車を配置しても高崎支社には非電化の八高線がある影響でメンテナンスを共通化できることから負担がほとんどない。いやむしろ最短で4両編成しか組めない211系電車から2両編成が可能なHB-E220系に置き換えれば電化設備撤去のほか車両新造費用も抑えられることから相当な合理化ができる。このため信越本線は電車や電気機関車のための電化設備を残しておく必要がない

そう考えると信越本線高崎~横川間は近い将来非電化化すること間違いなしと言っていいだろう




3. 211系からの置き換え車両はどうなるのか

では信越本線高崎~横川間が非電化化するとして車両はどうなるのだろうか。

八高線では2026年3月14日以降HB-E220系気動車に統一するが、HB-E220系気動車は2両編成と1両単車の2種類が存在する。このうち八高線に投入するのは2両これ異編成のみとなっている。

ただ信越本線にHB-E220系気動車を投入するとなると、現状の本数では朝夜に1両単車を増結して3両運転する必要がある。このとき2両編成3本(予備車は八高線と共通)と1両単車4本(予備車1料含む)の合計10両を導入する必要がある。

一方朝を毎時2本から毎時2.5本から毎時3本程度に、夜を約40分間隔から30分間隔に増発すれば、終日2両編成で運びきれる。

このとき高崎~横川間で増発すると3運用から4運用に増えるが、HB-E220系2両編成4本さえ投入すれば211系4両編成3本を置き換えることができる。車掌乗務から車掌不要のワンマン運転となることから、1運用増加しても人件費を削減できる。




また朝の増発分は信越本線高崎~横川間のうち利用の70%程度を占める高崎~安中間の折り返し列車とすれば3運用のままで済ませられるかもしれない。そうなれば運用数を変えるとなくただ減車するだけで211系電車4両編成3本をHB-E220系気動車2両編成3本で置き換えることができる。

そう考えると多少の増発をするとはいえ信越本線高崎~横川間は211系電車4両編成からHB-E220系気動車2両編成に置き換えるのではないだろうか。


4. 結び

今回の2027年以降JR東日本高崎支社ダイヤ改正では、老朽化した211系電車の置き換えに際し信越本線高崎~横川間で非電化化、八高線同様HB-E220系気動車を投入することで合理化する可能性が高い。

今後JR東日本高崎支社でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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関連情報:高崎・盛岡エリアに新型車両を投入します – JR東日本

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