さよなら運転で運転区間延長と全席指定化へ! JR北海道札沼線臨時列車運転(2020年4月~5月)

JR北海道は2020年4月3日、プレスリリースにて2020年4月~5月に札沼線にて臨時ダイヤで運転すると公表した( 札沼線 石狩当別~新十津川間の運転計画について )。今回はこれについて見ていく。

2020年3月14日ダイヤ改正まとめはこちら!


1. 臨時ダイヤで新十津川発着倍増も札幌発着設定ならず

今回の2020年4~5月JR北海道臨時列車運転では、札沼線石狩当別~新十津川間で臨時ダイヤで運転する。

今回の臨時ダイヤでは、2020年4月11日~5月6日の土休日に限り石狩当別11時45分発浦臼行きを新十津川行きに延長するほか、浦臼13時19分発石狩当別行きを1時間11分~1時間17分繰り下げ新十津川14時06分発石狩当別行きとして延長運転を行う。

なお最終運転日の5月6日に限り、新十津川からの最終列車は新十津川14時13分発の石狩当別行き速達列車として運転し、途中浦臼と石狩月形のみに停車する。

これにより期間中の土休日は新十津川発着の列車が従来の1往復から2往復に増発することとなったが、2016年3月26日ダイヤ改正以前の浦臼~新十津川間3往復運転に戻ることはなかった

なおこの1往復の新十津川発着への延長運転に伴い、昼間は従来の1運用から2運用に増やして設定するようだ。

また4月11日~5月1日の毎土休日は新十津川発着の列車は全て2両で運転するほか、2020年5月2日~6日は朝を除きほぼ全列車で5両または4両で運転する。きっと増結用の車両は2020年3月14日JR北海道ダイヤ改正での新型車両H100形運転開始に伴い余剰となったキハ40系列を用いるのだろう。

なお今回の臨時ダイヤ運転では、2012年10月27日ダイヤ改正での学園都市線札幌~石狩当別間総電車化まで運転していた気動車による札幌発着の旅客列車の設定は行われなかった。札幌車両区まで気動車を回送していrのだから、運転できないはずはない。札幌~石狩当別間はノンストップでいいから、懐かしの札幌~新十津川間直通気動車の運転をしても良かったのではないだろうか。

2. さよなら運転を全席指定化へ

ただ今回の札沼線臨時ダイヤ運転で特筆すべきは、2020年5月2日~5月6日まで全列車座席指定を行うということ

導入の背景はおそらくご時世によるものだと思われるのだが、全席指定席とすることで座席指定料金530円を徴収できるのである。

そもそも最終運転日を3月31日ではなく5月6日にしたのは、大型連休で集客を見込めるということと青春18きっぷや北海道&東日本パスでのさよなら運転利用を阻止して増収を図るためだったのだが、全席指定化により5両編成の列車を運転しなくてはならなくなったが、石勝線夕張支線のさよなら運転の3両での運転と比べ座席定員数確保のため車両の確保をしなくなたっとはいえ、貴重な増収策になったことは間違いない。

そもそもなぜ非日常なさよなら運転の特に最終日に人が集まるのか私には理解ができないのだが(線路移設とかもそうだけど工事が決まった時、遅くとも完了3か月前にはに行かないと在りし日の記録としてふさわしくないし、そんな最後の工事やハリボテばかりになった非日常的な風景を在りし日の風景と言い張っても意味がないようにしか思えないのだが)、少なくとも鮨詰めで運ぶよりは着席保証の方が実質定員制限をかけることができ駅についてみんなが写真撮影に出ても捌ききることができるのである。

まあ5月6日の新十津川発石狩当別行き最終列車は途中浦臼と石狩月形にしか停まらない速達列車として設定することで浦臼で10分、石狩月形で18分もの停車時間を確保しているが、そもそも全席指定化してしまえば車内に立ち客がいない状態のはずなので(というか今回はそれが主目的のはず)、少なくともさよなら運転による車内混雑で乗降に時間がかかるということはないし途中駅でドアが開いて乗客があふれ出しそうになるような危険な状態になりえない。

主要駅での長時間停車は写真撮影タイムと捉えればいいのかもしれないが、全席指定化が決まった際に新十津川発石狩当別行き最終列車も他の日と同様各駅停車として運転しても良かったのではないだろうか。

ちなみに、全席指定化したら地域輸送に影響が出るのではないかと思う人もいるかもしれないが、影響はほとんどないと言っても過言ではない。札沼線の廃止代替バスは4月1日から運転開始しているし、祝日はそもそもほとんど利用がない。もう2020年度に入った時点で札沼線非電化区間は観光路線に特化してしまっているようだ。

また札沼線廃止代替バスの接続時刻表によれば、札沼線非電化区間である北海道医療大学~新十津川間の廃止翌日の2020年5月7日に、引き続き存続する札沼線電化区間(学園都市線)でダイヤ改正を行うようだ

3. 結び

今回の2020年4~5月JR北海道臨時列車運転では、札沼線の非電化区間廃止に伴い、運転区間の延長を実施する。

今後2020年5月7日に実施予定の非電化区間廃止に伴う学園都市線ダイヤ改正で、どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。


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