区間運転延長で増発へ! 上海地下鉄1号線ダイヤ改正(2018年4月28日) 上海地铁1号线调图

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上海地下鉄は4月26日、プレスリリースにて4月28日に1号線でダイヤ改正を実施すると公表した( 1号线4月28日起增能提效 )。今回はこれについて見ていく。

1. 地下鉄1号線で増発へ

今回の2018年4月28日上海地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で増発を実施した。上海地下鉄1号線は富錦路〜上海国鉄駅〜莘荘間を結ぶ全長38.18km、28駅に及ぶ路線で、最高速度80km/hで運転される。車両は8両編成A型車(JR北海道・近鉄・南海と同じ車両サイズ)となっている。

今回のダイヤ改正では、平日朝夕ラッシュ時に増発を実施することとなった。内容としては、新型車両01A06型新型車両の投入により最大47運用から51運用に増加したで、平日朝夕ラッシュ時に残っていた上海国鉄駅折り返し列車を全て北の終点富錦路発着に延長した。これにより、富錦路〜上海国鉄駅間では平日朝ラッシュ時は平均3分10秒間隔から2分44秒間隔に短縮され輸送力が15.9%増加し、平日夕ラッシュ時は平均3分21秒間隔から3分間隔に短縮され、輸送力が11.7%増加した。

またプレスリリースに記載はないが、金曜日14時30分以降に関しても上海国鉄駅折り返しの列車を富錦路発着に延長することにより、平均6分02秒間隔から4分01秒間隔に短縮され、輸送力が50.0%増加することとなった。

平日昼間の富錦路〜上海国鉄駅間の運転間隔は平均6分02秒間隔であることに変わりないことから、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は49.7%と昼間に混んでいるか平日夕ラッシュ時に空いているか、もしくはその両方の可能性もあるが、おそらく金曜日14時30分以降の増発や平日夕ラッシュ時の増発を考えると、その両方ということになりそうだ。


2. 結び

今回の2018年4月28日上海地下鉄ダイヤ改正では、地下鉄1号線で区間運転時間帯を短縮したことにより、北側区間で増発を実施した。残る区間運転実施時間帯は平日昼間のみであり、世界の地下鉄では昼間は全区間運転が標準的である。

今後地下鉄5号線の莘荘以南延伸により接続する地下鉄1号線でどのような増発が行われるのか、今後区間運転は初終電を除き解消されるのか、見守って行きたい。

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