
東京都交通局は2025年11月12日、プレスリリースにて2025年12月13日に都営地下鉄浅草線にてダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。
1. 昼間に1時間20分に1本増発へ!
今回の2025年12月13日東京都交通局ダイヤ改正では、2024年11月23日都営浅草線ダイヤ改正以来約1年ぶりに都営浅草線でダイヤ改正を行う。
今回のダイヤ改正では昼間に増発を図る。
平日昼間に6往復、土休日昼間に8往復増発することで押上~西馬込間で1時間20分に1本増発する。
これにより押上~泉岳寺間で昼間毎時12本(5分間隔)から毎時12.75本に、泉岳寺~西馬込間は昼間毎時6本(10分間隔)から毎時6.75本に微増する。
この西馬込~押上間で1時間20分に1本増発する列車は京成押上線には直通せず、押上で折り返す。また泉岳寺でエアポート快特に連絡することで、高輪台以南から浅草・押上方面まで早く結ぶ見込みのようだ。
2. 昼間の普通電車増発はエアポート快特通過駅への救済措置か!
今回の2025年12月13日都営地下鉄浅草線ダイヤ改正で昼間に1時間20分に1本増発することとなった普通であるが、なぜこの期に及んで増発するに至ったのだろうか。
そもそも昼間毎時12.75本だなんて2012年3月16日までの都営大江戸線の昼間6分12秒間隔波に分かりにくい。
2022年2月21日までの泉岳寺~西馬込間昼間毎時9本運転時代は泉岳寺行きのみ終点泉岳寺でエアポート快特に連絡していた。ただ今回の増発は押上~西馬込間の増発であることを踏まえると、泉岳寺~西馬込間の減らしすぎた電車の復便というよりかは最大10分間隔が開いてしまうエアポート快特通過駅の救済といった方が正しそうだ。
京急エアポート快特や京成アクセス特急の兼ね合いで昼間に40分間隔で通過運転を行うエアポート快特を運転しているが、東京都交通局としては本当は地下鉄線内で通過運転を行いたいたくないのではないか。
なんだか東京都交通局が都営地下鉄浅草線内で通過運転をしたくないとなると、通過運転はおろか特急料金まで徴収見込みの京成電鉄や京急電鉄が2028年以降に計画している成田空港~羽田空港間直通の新型有料特急列車の運転が難しくなっているように見えるのは気のせいだろうか。
3. 結び
今回の2025年12月13日都営地下鉄浅草線ダイヤ改正では、押上~西馬込間で昼間に1時間20分に1本増発することとした。
今後羽田空港成田空港直通列車を走らせる中、都営地下鉄浅草線でどのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。
2028年以降の羽田空港成田空港直通有料特急運転開始に伴う京成電鉄ダイヤ改正予測はこちら!
関連情報:都営地下鉄浅草線のダイヤ改正について – 東京都交通局


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