相次ぎ新線開業へ! 重慶軌道交通ダイヤ改正(2018年12月28日) 重庆轨道交通调图

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重慶軌道交通は2018年12月28日、プレスリリースにて12月28日に地下鉄環状線と地下鉄4号線を開業したと公表した( 重庆轨道交通环线东北半环(重庆图书馆~重庆北站南广场~海峡路)、四号线一期(民安大道~唐家沱)开通试运营通告 )。今回はこれについて見ていく。

1. 環状路線開業も周回運転ならず

今回の2018年12月28日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄環状線が開業した。

地下鉄環状線は部分開業で、開業時点で周回運転は行っていない。今回開業したのは重慶図書館~重慶北駅南広場~海峡路間の33.7kmで、As型車両で運転し最高速度は100km/hとなっていることから、全線所要時間は56分となっている。

運転間隔は終日6分間隔となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。

初電は重慶図書館発海峡路行きが重慶図書館7時30分発、海峡路発重慶図書館行きが海峡路7時30分発で設定されている。

また終電は重慶図書館発海峡路行きが重慶図書館20時30分発、海峡路発重慶図書館行きが海峡路20時30分発で設定されている。




2. 新線開業も接続ならず

また今回の2018年12月28日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄4号線も開業した。

地下鉄4号線は重慶北駅北広場~唐家沱間を結ぶ15.6kmの路線で、同日開業の先述した地下鉄環状線同様As型車両で運転し最高速度は100km/hとなっている。全線所要時間は20分となっている。

運転間隔は終日10分間隔となっており、昼夕輸送力比(日本の基準で適正値60〜78%/推奨値66%~75%)は100.0%となっている。

初電は重慶北駅北広場発発唐家沱行きが重慶北駅北広場7時30分発、唐家沱発重慶北駅北広場行きが唐家沱7時30分発で設定されている。

また終電は重慶北駅北広場発発唐家沱行きが重慶北駅北広場20時30分発、唐家沱発重慶北駅北広場行きが唐家沱20時30分発で設定されている。

このほか、地下鉄5号線では2018年12月24日に大龍山~大石壩間を延伸し2018年6月11日ダイヤ改正以来約5か月半ぶりにダイヤ改正を実施したほか、地下鉄10号線では地下鉄環状線と接続するため地下鉄環状線開業と同時の2018年12月28日に重慶北駅南広場を開業した。


3. 結び

今回の2018年12月28日重慶軌道交通ダイヤ改正では、地下鉄環状線と地下鉄4号線が開業し、路線ネットワークが拡充することとなった。

一方、2018年末に慌てて開業させたためか、今回新規開業した両路線の接続駅である民安大道が未開業だったり、中国では環状路線は一度に全線開業することが多いが重慶西駅を挟む区間が未開業となっていたりと、急ごしらえで仕上げた感じが否めない。

今後さらに路線が拡大する重慶軌道交通で、どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

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