ビューさざなみ・ビューわかしお設定は255系廃車目前のカウントダウンか! JR東日本千葉支社臨時列車運転(2023年1月~2月)

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ビューさざなみ・ビューわかしお設定は255系廃車目前のカウントダウンか! JR東日本千葉支社臨時列車運転(2023年1月~2月)

JR東日本は2022年10月21日、プレスリリースにて2022年12月~2023年2月に運転する冬の臨時列車を公表した( 冬の臨時列車の運転について )。今回はこのうち千葉支社を中心に見ていく。

1. 臨時快速を順次特急格上げへ

今回の2023年1月~2月JR東日本冬の臨時列車運転では、リバイバル列車として内房線特急「ビューさざなみ」および外房線特急「ビューわかしお」を運転する。

今回設定するのは2023年2月4日運転の東京9時23分発内房線特急「ビューさざなみ」館山行きと館山15時06分発内房線特急「ビューさざなみ」東京行きの1往復、および2023年2月11日運転の東京7時54分発外房線特急「ビューわかしお」安房鴨川行きと安房鴨川14時55分発外房線特急「ビューわかしお」東京行きの1往復を運転する。

今回運転する内房線特急「ビューさざなみ」および外房線特急「ビューわかしお」はともに255系で運転する。これは特急「さざなみ」「わかしお」運転開始50周年のほか、特急「ビューさざなみ」「ビューわかしお」運転30周年記念も兼ねているようだ。

東京~安房鴨川間には255系による特急「わかしお」を1往復運転しているため列車愛称以外に目新しいことはないが、特急「さざなみ」での255系運用は平日朝の特急「さざなみ6号」の君津発東京行きしかないほか、特急「新宿さざなみ」も2019年まで毎土休日運転列車が2往復設定があったのに2022年には1往復にまで減っており、時折行っていた255系運用がなくなっている。そう考えると今回の255系による「ビューさざなみ」の設定は館山への貴重な255系乗り入れとなるだろう。




255系は1993年導入当初に他列車で運用していた183系と同じ9両編成で投入したが、空席をかなり持て余していたため2002年の183系置き換え時にはE257系の5両編成での投入となった。以降、両数が長く使い勝手が良いとは言えない状況となっている。

もっとも255系は当初183系でまかなっていた房総特急の増発目的で投入したため、投入本数も5本と少ない。2022年現在4運用があるが、このうち3運用は総武本線特急「しおさい」運用(しかもうち1運用は夜しか運用がなく他の運用と統合可能)で、内房線特急「さざなみ」および外房線特急「わかしお」用運用は合わせて1運用しかない

また2021年にはE259系(「成田エクスプレス」型車両)が銚子まで試運転を行っていること、そして置き換え用の編成が揃っていることを考えると、255系運用の多い総武本線特急「しおさい」は最短で次回2023年3月JR東日本ダイヤ改正で255系9両編成からE259系6両編成に減車し置き換わるのが自然だろう。

さらにE257系も車両置き換えにより余剰車が生じていることから、合わせて1運用しかない255系「さざなみ」「わかしお」運用を置き換えてもおかしくはない。いやむしろ255系が1運用のみで特急「さざなみ」「わかしお」に残る方が不自然である。

そう考えると今回の内房線特急「ビューさざなみ」および外房線特急「ビューわかしお」の運転は、近い将来の255系運用廃止を示唆しているのではないだろうか

なお2023年1月29日には毎年恒例の両国始発特急「さざなみ」を運転する。




2. 成田山臨時快速を特急格上げへ

今回の2023年1月JR東日本冬の臨時列車運転では、

成田山向け臨時列車は2021年時点では全て快速列車として運転しており、青梅・小淵沢・府中本町・宇都宮・高崎からそれぞれE257系で運転していた。が、今回の臨時列車運転より使用車両はE257系でそのまま、列車名も5列車中4列車そのままで快速から特急に格上げすることとしたのである。

これにより料金は座席指定料金は530円均一から距離変動制に移行する。主な区間の通常期指定席特急料金は八王子・青梅・府中本町~成田間は1,890円、高崎・宇都宮・甲府~成田間は2,290円に、小淵沢~成田間は2,950円にそれぞれ値上げし、どの区間をとっても往復で2,700円以上値上げを図る。

もっとも成田山向け臨時列車のためその主目的は成田山参詣であり、お賽銭を含め金銭の支払い支払自体が縁起のいいものとされる。高崎や宇都宮へは京成本線臨時特急「シティライナー」からの上野連絡上越新幹線・東北新幹線乗換のほうが早いので全く競合がないわけではないが、それを差し引いても今回の特急化した各直通列車の方が安い。そう考えるとむしろこれまで成田山初詣向け列車を特急列車として運転していなかった方がむしろ不思議である

また特急料金を徴収するとはいえ、東京~成田空港間でA特急料金を徴収するE259系特急「成田エクスプレス」より距離の長い利用を想定する列車たちで割安なB特急料金で設定するというのはまだ良心的と言えるだろう。


3. 結び

今回の2023年1月~2月JR東日本冬の臨時列車運転では、内房線特急「ビューさざなみ」と外房線特急「ビューわかしお」を運転することとなったほか、成田山初詣向け臨時列車を軒並み快速から特急に格上げすることとなった。

今後JR東日本でどのような臨時列車を設定するのか、そしてダイヤ改正で255系運用にどのような変化をもたらすのか、見守ってゆきたい。

2023年3月以降実施の特急「しおさい」E259系化予測はこちら!

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