全線運転増発へ! 筑豊電鉄ダイヤ改正(2023年11月11日)

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全線運転増発へ! 筑豊電鉄ダイヤ改正(2023年11月11日)

筑豊電鉄では昼間は全線運転のみになります。

筑豊電鉄は2023年10月20日、プレスリリースにて11月11日にダイヤ改正を行うと公表した。今回はこれについて見ていく。

1. 平日・土曜日昼間に全線運転のみに統一へ!

今回の2023年11月11日筑豊電鉄ダイヤ改正では、2022年11月12日筑豊電鉄ダイヤ改正以来約1年ぶりにダイヤ改正を行う。

今回のダイヤ改正では、平日・土曜日の昼間は黒崎駅前~筑豊中間間の区間運転を取りやめ、休日同様黒崎駅前~筑豊直方間の全線運転のみ20分間隔(毎時3本)のみの運転とする。

これにより平日・土休日の昼間は黒崎駅前~筑豊中間間で15分間隔(毎時4本)から20分間隔(毎時3本)に減便する一方、筑豊中間~筑豊直方間は30分間隔(毎時2本)から20分間隔(毎時3本)に増発することとなった。

なお平日朝夕に減便はないことから車両運用数に変化はない。これにより平日は電車走行距離が1.9%減少することとなった。




2. 土曜日夕方にに減便へ

今回の2023年11月11日筑豊電鉄ダイヤ改正では、土曜日夕方・夜間に減便を図る。

黒崎駅前15時台~20時台まで12分間隔運転(毎時5本)で筑豊中間行きと筑豊直方行きを交互に24分間隔ずつで運転していたところ、今回のダイヤ改正より16時台~18時台は全線運転の筑豊直方行きのみ15分間隔(毎時4本)、15時台と19時台~20時台は昼間同様全線運転の筑豊直方行き20分間隔(毎時3本)での運転に減便する。このため輸送力が20.0%減少する。

これにより土曜日は平日よりより列車走行距離が減少し、4.0%削減することとなった。

3. 休日朝夕に減便へ

今回の2023年11月11日筑豊電鉄ダイヤ改正では、昼間に減便を行わなかった休日に減便を図る。

休日朝は黒崎駅前~筑豊中間間で12分間隔(毎時5本)、筑豊中間~筑豊直方間は24分間隔の24分サイクルダイヤであったが、今回のダイヤ改正より30分サイクルに伸ばす。救済として筑豊中間発着の電車を楠橋発着に延長するため、休日朝は黒崎駅前~筑豊中間~楠橋間で15分間隔(毎時4本)、楠橋~筑豊直方間は30分間隔(毎時2本)に変更する。これにより多くの区間で輸送力を20.0%減少するが、筑豊中間~楠橋間では増発することとなった

また休日夕方は休日昼間同様黒崎駅前~筑豊中間間で15分間隔(毎時4本)から20分間隔(毎時3本)に減便する一方、筑豊中間~筑豊直方間は30分間隔(毎時2本)から20分間隔(毎時3本)に増発することとなった。このため黒崎駅前基準で輸送力が25.0%減少することとなった。

これにより休日は平日や土曜日よりも多く走行距離を減少、4.7%減少することとなった。


4. 結び

今回の2023年11月11日筑豊電鉄ダイヤ改正では、全日にわたり走行距離を削減することで人員を削減することとなった。

一方で全線運転が増えたことから筑豊直方発着に関してはむしろ発着本数が増えている。

今後人口減少が続く北九州市を発着する筑豊電鉄で、どのようなダイヤ改正を実施するのか、見守ってゆきたい。

関連情報:ダイヤ改正のお知らせ

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